病院勤務の看護師が語る、訪問看護の魅力3選

 

超高齢化社会を迎える2020年に向けて、看護師の役割もどんどん広がってきています。

厚生労働省が提唱する「地域包括ケアプラン」では、在宅での介護や看護の役割が非常に重視され、そこで活躍する訪問看護師の役割や魅力も今まで以上に大きくなっていくことは確実です。

 

病院で働く看護師が転職を考える際に、「訪問看護師」への転職を候補に入れる人も増えてきているようです。

そこで「訪問看護師」とはどのような仕事なのか、どんな魅力があるのかまとめてみたいと思います。

 

「visiting nursing」の画像検索結果

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まえがき ~訪問看護(在宅)と病院の違いとは~

 

訪問看護とは、「疾病又は負傷により居宅において継続して療養を受ける状態にある者に対して、その者の居宅において看護師などが行う療養上の世話又は必要な診療の補助をいう」と厚生労働省はその役割を記しています。

つまり、疾患の急性期の状態を病院で治療し、その後の回復期・維持期を自宅にて経過する患者さんを様々な角度からサポートすることが訪問看護であり、そこで活躍するのが訪問看護師なのです

 

中でも病院とは大きく違うのが、「介護保険制度」。

病院の「保険診療制度」ではどんな治療を、どの患者さんが受けてもその診療費は一律になります。

しかし、介護保険の場合は、介護度や患者さんの状態によって、個々にサービスの内容や費用が異なります

 

また、家族との関わりも大きなポイントになります。

患者さんのご自宅に訪問する訪問看護師は、病院よりも長く家族と接する時間が多いため、患者さんの家族にとって、サポート的な役割を持っています。

 

以上を踏まえ、訪問看護の魅力を3つ挙げてみます。

 

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訪問看護の大きな魅力3つ

 

訪問看護の魅力1 〜時間の流れ方が違う〜

 

病院での勤務では勤務時間の間、一度に何人もの患者さんの受け持ちをすることになります。

看護と業務との両立が必要となるため、一人の患者さんにじっくり関わるということが難しい場合も多いかと思います。

 

しかし、訪問看護は患者さんの自宅にお伺いして、じっくりとケアや看護を展開することができます

決められた時間の中ではありますが、一人の患者さんだけに関われる時間が確保できるということは、忙しい日常に追われる病院看護師にとって、とても大きなメリットに感じる場合が多いのではないでしょうか?

訪問看護師への転職を考える看護師の多くがこの魅力を口にします。

 

最近では、新人看護師も「いずれは訪問看護へ」という目標を持っていることも珍しくありません。

病院で様々な技術や知識を身につけて、将来はそれを活かせる訪問看護師へと考えています。

その理由にはやはり「患者さんとゆっくり関われる」が圧倒的に多いです。

 

また、日々の関わりだけでなく、訪問看護は長期的な目標の設定が可能になることも魅力的です。

訪問看護においては、入院期間中だけの看護計画だけではありません。

訪問看護が必要な期間、一生涯というように、長い期間で看護を展開することができます。

これもまた訪問看護師の魅力といえるのではないでしょうか。

 

▶ 次ページへ:訪問看護の魅力2 〜看護師としてのスキルアップとは?

 

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