【看護師泣かせの患者さんまとめ】笑い、感動、ちょっとしたホラーも!?

看護師泣かせの患者さんエピソード ~感動・記憶に残る編~

 

エピソード6:最期まできれいでいたい女心、泣けます分かります。

 

「最期はお花に囲まれて旅立ちたい。」 夫と看護師が選んだお花に囲まれて。

 

30代の女性患者さん。

女性から見てもとても可憐で、お子さんが2人いるようには見えない方です。

乳がんの末期となり、抗がん剤治療で髪が抜け、肺にも転移していた為、酸素が手放せない状態になりました。

そして、麻薬で痛みのコントロールをしながら、いよいよ最期の時が迫っていました。

 

彼女は、お元気な時からお花が好きで、病院の花壇を眺めたりお花を買ってきては花瓶に活けて楽しんでおられました。

苦しい息の下でも「お花があるとほっとする」「最後までお花に囲まれて生きていたい」と話してくれました。

旦那さんは、看病と仕事、2人の子供さんの世話で大変疲れていて、部屋にお花を飾れることもだんだんと減ってきていました。

 

看護師、体験談、患者さん

画像出典:send-flowers-online-delivery.com

 

そんな中、誰が決めたわけでもありませんが、看護師たちはそっとお花を飾って患者さんを励ますようになりました。

私も、「○○さんは、こんな感じのピンクの花も似合うと思って持ってきたよー」と話すと、「わー嬉しい!ありがとう」と喜んでくれました。

 

結局ほどなくして亡くなってしまわれたのですが、ご家族からは「入院生活はいつも大好きな花に囲まれて、幸せだったと思う、ありがとう」と泣きながら感謝されました。

私もそれを見て、耐えきれませんでした。

 

若すぎる死。

残されたご主人と、2人の小さな子供さんと人生に、無念でやり切れなかったに違いありません。

 

エピソード7:花畑Aさん

 

心臓の精査目的で入院された患者Aさん。

地域でも有名な資産家の奥様で、面会時間開始と同時に行列が出来るほど面会者が訪れておられました。

その手には皆さんお花を持っておられ、入院二日目には個室がお見舞いのお花で埋め尽くされ「お花畑」状態に。

さらにその話を聞いた他の入院患者さんも、その花畑を見るためにAさんの病室を訪れる始末

確かに綺麗なんです。

お見舞いに来られた方のお気持ちですのでAさんにとっても嬉しい事ではあるのですが、あまりの状態に止むを得ず師長から撤去依頼。

翌日には花瓶1つを残していつもの病室に戻りました。

一瞬ではありましたが、私自身も癒された光景でした。

 

画像出典:growerdirect.com

 

エピソード8:阪神タイガース大好きBさん

 

高血圧の血圧コントロール目的で入院された患者Bさん。

阪神タイガースが大好きでタオルやTシャツなどはいつもタイガースで、小物もタイガース一色でした。

テレビでも野球観戦を欠かさず見ておられ、気さくで明るい方なのですが、問題なのはタイガースが負けてしまった時です。

とにかく機嫌が悪い!

訪室しても話を聞いてもらえず、受け答えは最低限。

明らかにイライラしている為、血圧も上がっていました。

逆に勝った時は上機嫌で、阪神タイガースの魅力や自分が考える戦術などを話してくれました。

これはこれで長いんですが、血圧は安定している為、阪神が勝ってくれることがBさんには重要な治療の一つだと思っていました。

野球にあまり興味はありませんでしたが、この時だけは私も阪神タイガースの勝敗を気にしていました。

 

画像出典:tigersfanclub.jp

 

エピソード9:メモ魔Cさん

 

メモを取ることは大切です。

私も新人看護師の指導の際にはメモすることを大切さを伝えています。

そんな私にメモの大切さを教えてくれたのが狭心症にて入院されたCさんでした。

 

画像出典:theodysseyonline.com

 

 

Cさんはとにかく入院中の全てをメモしておられました。

自分自身の生活は起床から全て時間も正確に記録。担当医師からの説明や治療に関する説明はもちろん、医師の訪室時間やネクタイの色や柄まで記録

看護師に関しても担当した看護師についてはすべてが網羅されているのではないかと思われるそのCさんメモ。

何が書かれているか怖いという不安を持つ看護師も多かったですが、ある時Cさんに思い切ってメモについての話題をしてみました。

 

「自分は物覚えが悪いから、若い時から様々なことをメモするようにした。ただ書いただけではそれはゴミと同じだから、メモで大切なのは後で見返した時に内容が分かるものじゃないといけない」ということ。

そんな話をCさんから聞き、実際に見せてもらったCさんメモは、A4ノート2ページにその日の全てが記載されており、達筆で、誰が見てもCさんの1日の生活が分かるものでした。

Cさんは話の最後に、病気や今後の事にも不安は沢山あるけれど、このメモが頑張って治療を受けたんだという自分自身の証拠になり、自信や武器になる。

段々良くなってる自分の身体を振り返って、頑張ろう!って思うんだと言っておられました。

この時、私はメモの大切さを教えてもらった気がします。

ちなみに看護師の悪口などは書いてありませんでしたとさ。笑

 

 

 

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