具体例を交えて解説! 介護福祉士と社会福祉士の違いって?

 

介護福祉士と社会福祉士、何が違うの?

そんな疑問をお持ちの方は多いと思います。名前も似ているし、働いている場所も似ています。しかし、その業務の内容は全くの別物!

今回は、介護福祉士と社会福祉士、どう違うのかを見てみましょう。

 

Kindly smiling Nurse

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介護福祉士と社会福祉士は同じ法律で一くくり! でも、仕事の内容はこんなに違う!

 

第二条  この法律において「社会福祉士」とは、第二十八条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第四十七条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第七条及び第四十七条の二において「相談援助」という。)を業とする者をいう。

2  この法律において「介護福祉士」とは、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であつて、医師の指示の下に行われるもの(厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。)を含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とする者をいう。

 

上記は「社会福祉士及び介護福祉士法」の第2条、その全文です。

一つの法律で一くくりにされていますが、第2条ではそれぞれの業務内容(業)について定義しています。

社会福祉士とは「福祉に関する相談に応じ、助言、指導、関係者との連絡及び調整」を行う専門職者であるとされています。

対して介護福祉士は「専門知識及び技術で心身の状況に応じた介護」を行う専門職者なのですね。

 

え? こんなの読めないし分かり辛いですか?

ですよね、それでは具体例を用いて説明したいと思います!
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