心理療法士・臨床心理士とは? ~看護師なら完璧に知っておきたい看護知識~

 

メンタルヘルスという言葉を最近よく耳にする機会が増えたのではないでしょうか?

労働安全衛生法の改正に伴い、職場でのストレスチェックも実施されていると思いますが、身体の健康はもちろん、「心の健康」も非常に大切なことです。

そんな「心の健康」を保つためには、時としてカウンセリングなどが必要になる場合もあります。

今回は、心のサポートを行う心理療法士・臨床心理士についてまとめてみたいと思います。

 

心理療法士とは

画像出典:psychotherapynewyork.files.wordpress.com

 

心理療法士ってどんな仕事?

 

心理療法士とは?

 

心にストレスや問題を抱えている人に対して、サポートを行うのが心理療法士の仕事です。

心理療法士はカウンセリングなどにより悩みやストレスを聞くという役割もありますが、思考の変化や視野の拡大、心に対しての新しい変化を起こし、ケア、サポートする仕事をしています。

また音楽や催眠などを使ったケアも行うこともあります。

 

心理療法士に関するTips

 

ただし! 心理療法は医療行為ではないので、投薬したり診断をすることは出来ません。

また、現在の国内には心理カウセリングに対しての国家資格や法律は存在していません。

ですから、実際問題「カウンセラーです!」と名乗ってしまえば、カウンセリングを行うことは法律的に問題にならないのです。

しかし人間の心はそんなに簡単なものではありませんので、しっかりと教育やトレーニング、経験を積んでいなければ、人の心に働きかけることは出来ないでしょう。

「カウンセラー」の一職種とはいえ、心理療法士という認定を受けているかということは非常に重要なポイントになります。

 

心理療法士になるには?

 

心理療法士とは、日本心理療法士協会により認定されている資格です(繰り返しになりますが、国家資格ではありません)。

日本心理療法士協会が認定する施設にて、心理学の学科を履修する必要があります。

大学、大学院にて心理学を履修する場合が多いかと思いますが、現在では専門学校でも心理療法士を育成するための養成課程を開設しているところもあります。

学科履修後、認定試験に合格すれば、認定資格を取得できます。
▶ 次ページへ:心理療法士と臨床心理士の違いって?

 

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