本記事の目次
看護師スキルアップ術 ~効率的な業務遂行術編~
【看護師スキルその14】チームワークを崩さないスキル(その1)
同僚へと嫌味なく頼み事が出来る
看護師(ナース)には、正義感や使命感が強い人が多いかと思います。
「自分だけしか助けられない」という風にお互いに思う工夫が出来れば、最高のチームが出来上がるでしょう。
鉄板の依頼フレーズとしては、下記が挙げられます。
「ちょっと相談したいんですけど、このことがわかるのは○○さんしかいないかなと思って。」
特定分野や専門分野に詳しい看護師に対して、アドバイスを求めたり、相談したいときも看護師はよくあります。
そんなときは、その分野に詳しいという根拠を前置きしたうえで、あなたに頼りたいという思いを前面に出すと伝わるかと思います。
そして、先に相談したいという言葉を持ってくることによって、相手の気持ちにワンクッション置くこともできるでしょう。
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【看護師スキルその15】チームワークを崩さないスキル(その2)
頼みづらいことも頼むことが出来る
海外とは違い、日本では謝ることのハードルは高くありません。
プライドやメンツにこだわることなく、素直に謝罪の気持ちを言葉にすれば、きっと相手も受け入れてくれるかと思います。
鉄板の依頼フレーズとしては、下記があげられるでしょう。
「面倒なこと頼んで本当に申し訳ないんだけど、○○してくれないかな。」
看護師の仕事は、時間のかかるような仕事や、体力的にきつい仕事、汚い仕事もあります。
そういった仕事など、正直、「面倒だな」と相手が思ってしまうようなことを頼まざるを得ないようなときも出てきます。
そういったときは、謝罪の念をしっかり伝えることで、相手の気持ちを少しでも和らげることができると思います。
忙しいときにはイライラして、意外と忘れがちなことなので、普段から意識することで未然に軋轢を防ぎましょう!
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【看護師スキルその16】情報伝達を制する
情報伝達は常に5WIHを意識し、往復のムダをなくしましょう。
この場合の情報伝達とは、患者さんに何かを伝える時、医師に指示報告したり指示を受ける時、先輩にアドバイスをもらいたいとき、申し送り等すべてを指します。
5W1Hは,「何時(いつ)、何処(どこ)、何人(誰が)、何を、何故に、如何(いか)にして」ということであり,「何」が六つあることから,「六何(ろっか)の原則」とも言われています。
技術は正確で確実、患者さんとのコミュニケーションもばっちり、、、なのに残業が多いね。
というタイプはだいたい「話し方・伝え方」にロスがある人です。
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【看護師スキルその17】看護技術の基礎を大事にする
難しい技術も大事。でも、基本の技術はもっと大事です。
新人看護師も徐々に難しい技術や頻度の低い処置なども担当していくことになります。
勉強しながら、緊張しながら、でも楽しいしできたという達成感も強いですね。
毎日の業務をスムーズに迅速に進めるためのコツは、基本の看護技術にあると言えます。
最初のオリエンテーションで習った事や、学校で習った方法を自分なりにアレンジして「手抜き」が生じるのが、少し慣れてきたころなんです。
基本に忠実で誠実さを持ち続けること。それが業務の迅速さ、正確さにつながります。
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【看護師スキルその18】一日のイマジネーションを大事に
朝早めに出勤して、一生懸命情報収集する新人看護師。
受け持ち患者さんの病態や検査内容を把握するだけでいっぱいいっぱいになりますよね。
※情報収集・時間管理のコツについて
情報収集出来たら一日の行動をイメージしましょう!
ただし!
「今日やるべきこと」を時間ごとに整理できたら、ちょっと手を止めてみて下さい。
5分くらいで、「私は今日こんな風に働くぞ!」っと自分の働きかたをイメージしてください。
「それどころじゃないよー」と思われるかもしれませんが、これはとても大切な作業ですよ。
私は今でも、さっと情報収集をした後は出来れば一旦休憩室に戻りお茶を飲みながら一日をイメージします。
ほんの数分ですが、効率がアップします。
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【看護師スキルその19】整理整頓をしっかりやる
たとえば、、、
・ポケットにはさみ、マジック、ボールペン、紙テープなどごちゃごちゃに入っている
・「マジックの蓋が緩んでいて白衣にシミが・・・黒ならまだしも赤のマジックかよ!」
といった経験はありませんか?
ビジネスマンでも、上手く時間を活用する人は、小物をオーガナイザーに収納しサッと取り出せるようにしています。
看護師も同じです。
業務に必要な小物は、いわば仕事の武器。
サッと取り出せるように整理整頓しましょう。
意外とできている人が少ない整理整頓です。
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【看護師スキルその20】チームワークをないがしろにしない
最後に念押しです。
個人のスキルも大事、でもチームワークはもっと大事です!
たとえば、情報収集の面。
カルテからの情報収集は大事です。
それと匹敵するほど大事なのは、ちょっとした会話の中で得られるチームからの情報です。
ここでいう横のつながりとは、同期を含めたチームのすべての人です。
「昨日○○さん、こんなことがあってねーちょっと元気ないよね」
「前に急変があったときはこんな風にしたよ」
といった情報です。
一見雑談に聞こえるようなことでも、重要なアドバイスが含まれていることがあります。
いくら個人のスキルを上げても、チーム全体の仕事にミスがあれば何もなりません。
出来ない事や分からない事は手伝ってもらう、困っているメンバーを助ける、ちょっとした情報に耳を傾けるなど、チームワークを大切にしてください。
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看護師スキルアップ術 まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
上記のスキルアップ術を”すべて”出来ていない看護師さんは、おそらくいないかと思います。
しかし、「すべて抜け落ちなく出来ている」という方はそれほどいないのではないでしょうか。
完璧でミスのない看護師さん、いや、人間はいません。
本記事を、定期的に自己診断を行う材料として使って頂ければ幸いです。
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