「がん」は言わずと知れた日本人の死亡率1位の病気です。
そして、近年では若い人では10代から40代の若者や子供のがん患者が増加傾向にあります。
しかし!一概にガンと言っても進行度合いによって死亡率は大きく変わります!
がん検診を受けることが最も良いですが、若い人にはまだまだ抵抗がある人が多いのが現状です。
そこで今回はがん検診以外で「がん」を早期発見する為のポイントをご紹介させて頂きます。
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画像出典:medicalnewstoday.com
本記事の目次
【がんの基本知識】Stage(ステージ)と生存率
がんの進行は「Stage(ステージ)」という用語で表されます。
初期のがんはⅠ期、病状が進行していくごとにⅡ、Ⅲ、Ⅳ期となります。
がんは早期発見が肝心といいますが、それは発見が遅れてStage(ステージ)が進行するにつれ生存率も減少するためです。
以下の図はがんの早期(ステージⅠ)で発見された場合と進行後(ステージⅣ)で発見された場合の生存率をまとめたものになります。
がんの早期発見がいかに大切なのかわかっていただけると思います。
がんの早期発見の為に見るべきポイント
画像出典:kvia.com
その1.体重減少ががんの早期発見に繋がること多し
がんは正常細胞に比べ、多量のエネルギーを必要とするため、本来は体の形成・維持に使われるエネルギーまでもががん細胞に消費され、急激な体重減少が生じます。
生活を特に変えていないのに一月の間に数キロも体重が減る、極端に食欲が落ちるなどの場合は注意してください!
その2.しこりがあればがんかもしれません。
- ・乳がん
- ・甲状腺がん
- ・皮膚がん
などの皮膚に近い部分のがんは「しこり」に触れることがあります。
がん病巣のしこりは硬く、ごりごりとしていて触れても動きが悪いのが特徴。
また、放っておくうちに大きくなっているようならがんである可能性が高いです。
コロコロと良く動くしこりならば、リンパ節が腫れているだけとも考えられます。
しこりを見つけたらまずは相談を!
画像出典:anshin-gakuen.jp
その3.咳、痰(たん)もがんの初期症状かもしれません
長期間続く咳、痰。アレルギーやただの風邪と放っておくこともあるのでは?
しかし薬を使っても治まらない、1週間以上咳や痰が止まらない、などは肺がんの症状でもあります。
また、腫瘍から出血している場合は血の混ざった痰が生じます。
血痰が出る場合はすぐに病院へ。
その4.便、尿はがんの早期発見だけでなく、体の調子を見ることができます
便や尿の状態は体の調子を見るにはうってつけです!
・便の変化
便秘がひどくなった、便が細い、便に血が混じる、黒鉄のような真っ黒な便が出る、などは大腸がんや胃がん。真っ白な便がでる、はすい臓がんや胆道がん。
・尿の変化
尿が出にくくなった、排尿時に痛みがある、尿に血が混じる、などは前立腺がん、膀胱がん。
以上のような症状が考えられます。
トイレでときどきは確かめてみてください。
その5.めまい、貧血もがん早期発見のポイントです
腫瘍がん(固形がん)からの出血、白血病やリンパ腫などの血液がんではヘモグロビンが低下することでめまいや貧血を生じます。
短期間でそのような症状が出てきた場合はがんによる影響も考えられるため、我慢せずに検査を受けてください。
その6.身体の一部の痛みはがんによるものかも知れません
腫瘍により周囲の細胞が炎症を生じる、神経が圧迫されることで痛みが生じます。
身体の一部に持続する痛みがあるようなら、腫瘍が生じている可能性がありますので、一度医療機関へ相談してください。
その7.普段の会話の変化もがん患者に起こるものです
言葉がスムーズに出てこない、ろれつが回らない、理解力・記憶力が急激に衰えた。
そんな症状は脳に障害が生じていると考えられます。
もし、疲労がないときでも症状があるならば注意。
気づきの意味でも家族・友人との会話は大切です。
がんの早期発見法〜まとめ〜
現在はがん検査、手術、化学療法の技術や効果が着々と進歩しています。
かつては気づいてもどうしようもなかったがんでも、早い段階ならば治癒が可能となってきています!
- ・体重の減少
- ・しこり
- ・咳や痰(たん)の症状
- ・尿や便の変化
- ・めまい、貧血
- ・身体の痛み
- ・会話の変化
今回あげた症状が一つでもある方はぜひがん検診を受けてみてください!
忙しい昨今、「Time is money」とは言うけれど、やはり命は金銭とは換えられません。
「Time is Life」
日々のちょっとした時間を気づきのために使ってみてください!
また、PET検査というがんの早期発見の為の検査もあるので、ぜひ参考にしてもてください。
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