患者さんの気持ちを理解し・患者さんに寄り添うことは看護師が看護を実践するうえで非常に大切なことです。
しかし他人の気持ちを理解するということは簡単なことではありません。
みなさん患者さんの気持ちを理解するためにどのような工夫をしておられますか?
今回は現役看護師の私が行っている工夫を5つご紹介したいと思います。
【患者さんの気持ちを理解するための工夫1】状態を知る
患者さんの状態は日々変化します。
カルテや検査データも患者さんの状態を知るうえで大切な材料ではありますが、百聞は一見に如かずの言葉通り、ベッドサイドが患者さんの最新の状態を知ることのできる最高の場所です。
ちょっとした表情の変化でも様々な患者さんの思いを感じることができます。
相手の気持ちを理解するためにまず必要なのは、患者さんの状態をしっかりと観察・確認することから始まります。
【患者さんの気持ちを理解するための工夫2】言葉を聞く
患者さんの状態を見て客観的な情報取集を行った後は、患者さん自身の主観的な言葉を聞くことが大切です。
全てを言葉に出して話をする患者さんばかりではありませんが、患者さんの言葉には様々な思いが隠されていることがあります。
大切な言葉を聞くためにも、患者さんとの日々のコミィニケーションを大切にし、忙しい業務の中ではありますが、患者さんの話を聞く姿勢を忘れないようにしましょう。
※特に、がん患者さんのような重病の方と接する場合には、「聞く」能力は非常に重要です。
画像出典:reachup.lk
【患者さんの気持ちを理解するための工夫3】理解したいという気持ちを忘れない
人の気持ちを理解するということは簡単なことではありません。
性格や社会的背景、様々な不安やストレス、患者さんを取り巻く環境は人それぞれで、患者さんの気持ちを全て理解することなどはできません。
しかし全てを理解することはできないとしても、理解したいという気持ちを忘れないことが大切です。
知りたい、理解したいという姿勢は必ず患者さんにも伝わります。
また何気ない会話の中にも患者さんの思いは隠れているものです。
謙虚な気持ちで患者さんと向き合い、理解したいという気持ちを忘れないようにしましょう。
▶ 次ページへ:患者さんの気持ちを理解するための工夫その4とは??
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