今日、訪問看護への転職を考えている看護師さんも少なくないのではないでしょうか?
そして訪問看護ステーション、もしくは病院内の訪問看護室に転職するか悩んでいる方もいるでしょう。
今回は私が訪問看護師に転職する時、実際に行った具体的な方法をご紹介いたします。
本記事の目次
転職のきっかけは訪問看護ステーションに勤める先輩との出会い
病棟勤務では感じられない充実感
私は学生の頃から勤めていた病院で看護師になり、結婚し出産しました。
私の母が子供の面倒をみてくれたので、私は出産前のように病棟で勤務することができていました。
しかし、母が病気になり入院した際に、託児所のある病院に転職しようかどうか悩みました。
そんな時に偶然、以前退職された先輩に会ったのです。
その先輩は現在、訪問看護ステーションで勤務されていました。
先輩の話を聞いているうちに病棟勤務では感じられない充実感があるのではないかと思うようになったのです。
それが私が訪問看護に転職しようと思ったきっかけでした。
病院の訪問看護室への転職
訪問看護室に転職した理由
訪問看護をしたいと考えた時に、訪問看護ステーションへ就職するか訪問看護のある病院(訪問看護室)に勤務するかどうかを考えました。
訪問看護ステーションはいろいろな病院の医師が主治医になり、連携が難しいことがあると聞き、訪問看護の経験がないのであれば、訪問看護のある病院に勤務した方がよいのではないかと思いました。
欠員がない?外来勤務からのスタート
子供の託児所があり、なおかつ自宅から近い病院から当たってみようと思い、電話で聞いてみましたが、看護師募集はしていても、訪問看護にはなかなか欠員がありませんでした。
どこもとりあえず、病棟勤務か外来勤務として就職し、欠員がでれば異動するというのはどうかと提案されました。
訪問看護ステーションに就職をすることも考えましたが、自宅から近い病院で、外来勤務であれば日曜日などに訪問看護に出られる可能性もあります。
欠員が出れば、すぐに異動も可能であると伺ったので、その病院に就職することに決めました。
画像出典:huffingtonpost
2年後、訪問看護室に異動
外来勤務をして2年。
夜間や日曜日に訪問看護の患者さんの状態が悪くなった時に、訪問看護の応援をしながら、訪問看護室にようやく異動になりました。
外来勤務をしていたおかげで、病院スタッフとの連携もとれ、知っている患者さんもいたことが重なり、スムーズに仕事をすることができました。
ただ、病院の訪問看護は夜間の対応は外来で対応することになっており、夜間は病院に来てもらって対応します。
訪問看護ステーションへの転職
訪問看護ステーションに転職した理由
訪問看護室へ異動になって2年が経った頃、夜間や日曜日の対応を外来にお願いするというシステムに違和感を覚え始めました。
そこで24時間対応ができる訪問看護ステーションへの転職を考えました。
職場選び
転職を決めたら、次にするのはどこの訪問看護ステーションにするか、です。
クリニック、診療所が併設するステーションもありますし、病院が併設するステーションもある中、どこがよいのか考えました。
私が勤務していた訪問看護室は小規模のものでスタッフは4人。
ケアマネジャーを入れての4人でしたので、実質は2人で訪問看護に出ていました。
なので、新しいスタッフが増えても指導方法が確立しておらず、私たちも手探りでの訪問看護でした。
しっかりとした指導を受けて学びなおしたいと考えていたので、次のステーションは新人指導もきっちりしており、看護学生も受け入れている訪問看護ステーションに就職を決めました。
私には訪問看護の経験がありましたが、新人研修をしていただき、加えて学生指導も担当させていただけたのです。
訪問看護とは何かということを学生と一緒に考えることができたことは私にとって、とても良い経験になりました。
訪問看護の経験が生きる
私は訪問看護を経験したうえで、訪問看護ステーションに転職しました。
何年も訪問看護を続けてきたことで、いろんな病院の医師が主治医になっても冷静に対応することができたので、訪問看護の経験はとても生きていると思います。
画像出典:regencycourtcare
訪問看護に転職する時の具体的な方法 まとめ
訪問看護のある病院に転職するか、訪問看護ステーションに転職するか。
どちらにもメリット、デメリットがあると思います。
病院にある訪問看護室であれば、夜間に対応する必要はありません。
訪問看護ステーションであれば、24時間対応ですが医師との連携が難しい、といった面もあります。
ご自身に合った転職先をぜひ、見つけてください。
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