高額療養費制度の「がん治療への活用方法」とは? 

 

近年、がんの罹患数は高齢化に伴い1985年以降増加し続けており、2010年のがん罹患数は1985年の約2.5倍になっています。

誰にでもがんのリスクがある現代において、がんの治療費というのは大きな関心ごと1つと思われます。

そこで今回はがん治療の医療費とその助成制度「高額療養費制度」についてまとめてみました♪

 

がん治療と高額療養費制度

画像出典:static.wixstatic.com

 

一般的ながん治療費とは?

 

がん治療にかかる一般的な費用

 

がんの治療でかかるお金は、一般的に以下の6つに分けられます。

 

①血液検査、CT、レントゲン、生検などの検査費用

②診察費用

③手術費用

④調剤薬局で支払う薬代

⑤病院で支払う抗がん剤治療などの薬代

⑥入院費用

 

その他にかかるお金として、通院のための交通費、診断書や生命保険会社への証明書の作成代、入院時の日用品・個室代・食事代があります。
健康保険が適用される治療を受けた場合、医療費の自己負担が3割の方は食事代・差額ベッド代等保険適用されない費用を除く医療費の総額の3割分が自己負担分となります。

 

がん治療 健康保険が適用されない費用

 

また、健康保険の対象外となる費用には以下のものが挙げられます。

 

①先進医療の技術料

②薬価基準収載前の承認医薬品の投与

③保険適用前の承認医療機器の使用

 

先進医療とは、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のことで、健康保険等の適用が検討されている技術のことです。

ただし、この先進医療の治療は厚生労働大臣が定める医療施設で行われる場合に限ります。

がん治療に関しては常に最新の治療技術が開発されており、先進医療はがん治療に使用される場合が多いのが現状です。

 

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