利用者が絶えない「えいる訪問看護ステーション」の経営手法【佐藤友紀代表インタビュー2】


ネガティヴからポジティヴへと変わるためには

 

佐藤友紀のポジティブシンキングについて

 

――子供の頃にネガティヴ路線から変更できた要因は何だと思われますか?

 

そこは、やはり「もっと楽しく生きたい!」と思ったことですかね。。。

ネガティヴでいることに嫌気がさしたのだと思います。

 

――その点、さきほどの外科病棟で勤めていたときの「いじめ」の受け止めと、その後の心の変化について改めて伺えますでしょうか?

 

最初はおそらく理由も考えられないくらい辛かったんですよね。

悲しみなのか怒りなのか分からずごちゃごちゃしていました。

「なんで俺なんですか?」と。

自分が選んだ看護師人生をけなされるものですから、腹が立つ気持ち、頑張ってやろうかなという気持ち、理不尽感への悲観・・・そうした混ぜこぜの感覚が1番強かったと思います。

 

じゃあこれを打開するにはどうすればいいかと考え始め、結果として「自分で箱を作れば大丈夫だ」と意識を違う方向に向けるに至りました。

 

――なるほど。ただ、少なくない人間が、最初は「負けるもんか」と思うものの、途中でくじけてしまうケースもあるように思います。佐藤さんのように克服できる人との違いは何だと思われますか?

 

そこはやはり思考の違いに行きつくのではないかなと思います。

 

個人的な意見ですが、モチベーションには「焚き火」のようなイメージを持っています

戦うにはエネルギーが必要というのが前提としてあって、戦っていくたびに自分で薪をくみながら頑張っていく。その薪をくむ動作が終わったら、炎は消えてしまう。

私の場合は、その辺で上手く新しい薪を他所から仕入れられたんだろうと思います。

 

また、よく言われることですが、そのモチベーションの維持のために必要なのは、「その先に何を持っているか」だと思います。

途中で諦めてしまう人は、その場のことしか考えられていないのではないかと思います。それだと、どんどん閉じこもっていってしまいますので。

しかし、僕は先のビジョンを見続けることができたので、その違いが大きいのではないでしょうか。

 

もちろん、私も相当くじけました。

しかし、将来を視野に入れたとき、「もう少し頑張りたい」という想いも同時に持つことができました

ですので、将来の夢がある方は可能性や目標をしっかり持ち続けてもらえると良いなと思います。

 

――その辺を引き出せると良いですよね。

 

そうですね。

たとえば弊社の面接でも、「将来何やりたいですか?」「看護師、訪問看護師としてどうなりたいですか?」「人としてどうなりたいですか?」といった類の質問をなるべくフランクな形で行っています。

しかし、半分ぐらいの方は答えに詰まってしまいます。

そういった方々には、「目標は持って良いんですよ!」と言いたいです。

 

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