プライマリ・ケア機能を担う看護師の役割は?

 

プライマリ・ケアにおいて、看護師の役割は重要になっています

患者さんや家族の健康状態だけでなく、環境面や問題点の把握、他職種との連携についても看護師が担うことが一番うまくいくのではないでしょうか。

今回は、プライマリ・ケアにおける看護師の具体的な役割について考えていきましょう。

 

primary_nurse_roll

画像出典:buyemen.com

 

プライマリ・ケアにおける看護師の役割1:個人及び家族の健康を守る役割

 

まず考えられるプライマリ・ケアの外来機能の面では、質病予防や健康推進活動として、健康講座・育児講座の開催や相談に参加したり、以上の早期発見活動の介助として成人検診・がん検診・乳幼児、妊産婦検診を行うことが考えられます。

以下に代表的な役割を掲載したのでこちらもご参照ください。

 

  • ・予防接種のマネジメントとして、予防接種のプログラミング、説明や指導
  • ・電話や受付での緊急性の判断、受診のスケジューリング
  • ・診療の補助
  • ・高齢者の健康問題の対応として、引きこもり予防や認知症ケア
  • ・家庭内虐待の発見・予防として、小児、高齢者の家庭内での虐待の発見と早期対応

 

プライマリ・ケアにおける看護師の働きがスケジューリングや認知症ケア、虐待の発見と早期対応まで幅広く必要とされていることがわかりますね。
▶ 次ページへ:プライマリ・ケアにおける看護師の役割その2って?

 

関連する記事


【体験談】プライマリ・ケアのメリットとは?高齢社会には必要不可欠?!

プライマリ・ケアとは簡単に言えば「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」のことを指します。今回の記事においては、そもそもプライマリ・ケアとは何かについて始まり実際の介護体験を踏まえたうえでプライマリ・ケアのメリットについて患者さんやそのご家族の目線から考えてみました!

プライマリ・ケアにおける管理栄養士の役割3選

栄養は生命と直結しており、食べている物が人間を造っていると言っても過言ではありません。健康を維持するためには良い食事が必要です。そのためにも管理栄養士の役割が重要となってきます。今回の記事ではプライマリ・ケアにおける役割について考えていきましょう。

プライマリ・ケアとは? ~5つの理念を個別に整理!~

プライマリ・ケアとは、患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医に提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスのことを指します。今回はプライマリ・ケアについて、具体的に何かを考えてみましょう。

セカンドオピニオンとは? ~最善の治療を選択し、患者視点の医療を提供するために~

最近では、セカンドオピニオン外来という診療窓口が解説されている病院も増えていますよね。ちなみにセカンドオピニオンという言葉の正しい意味をご存知でしょうか? 私たち医療者が、セカンドオピニオンの意味を正しく理解し、患者視点の医療・患者と医療者の寄り用信頼関係の構築を目指しましょう。