レクリエーション介護士とは?

 

みなさんは、レクリエーション介護士という資格をご存知ですか?

まだ聞いたことがないよ、という方も多いのではないでしょうか。

実はこのレクリエーション介護士という資格は、2014年に作られた全く新しい資格なのです。

本記事では、レクリエーション介護士とはどのような資格なのかについて見ていきたいと思います。

 

レクリエーション介護士とは

画像出典:insideeldercare.com

 

レクリエーション介護士が誕生した理由

 

2014年9月よりレクリエーション介護士2級が、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会の認定資格として誕生しました。

誕生の背景としては、近年介護施設において介護予防や、その人自身の喜びや生きがいを支援することを最重要課題にしていることが挙げられます。

レクリエーションを通して、介護士と高齢者がともに楽しみながら、その人1人1人の目標に向かい介護ケアをしていくことが求められているのです。

 

レクリエーション介護士の注目が高まっています!

 

現在、介護の事業所ではレクリエーションの知識や技術に長けた介護士が不足しています。

その為、介護事業所では介護レクリエーションの知識や技能をもった介護士はとても貴重な存在なんです。

事業所の多くで「介護レクリエーションを学ばせたい」というニーズが高まっているのも事実なんです。

 

介護レクリエーションとは?

 

みなさん、レクリエーションの語源をご存知ですか?

レクリエーションとは、「re=再び」、「create=創る」をあわせた語源でありレクリエーションにおいては、「再びつくる!元気回復する!」という意味があります。

そして、介護レクリエーションというと、みなさんはどんなものをご想像するでしょうか?

 

一口にレクリエーションと言っても、大きく分けて集団レクリエーション個別レクリエーションがあります。

集団レクリエーションとは、カラオケやリハビリ体操、料理教室や書道など様々です。

また個別レクリエーションとは、介護士が付き添って行う外出プログラムや、アロマセラピー、足浴などです。

ここでご紹介したのはほんの一例で、集団レクリエーションの中にも趣味性の強いもの、脳を活性化する目的のものなど、ジャンルは多種多様です。

 

レクリエーション介護士に求められるのは、高齢者のニーズや身体状況に合わせて、集団レクリエーションなのか個別レクリエーションなのかを選択し、どのレクリエーションがその場に最適なのかを引き出すこと

つまり、幅広いレクリエーションのメリットとデメリットを知って運用する必要があるのです。

 

レクリエーション介護士の資格制度って?

 

日本アクティブコミュニティ協会の認定資格である「レクリエーション介護士」ですが、主な資格は2つあります。

すなわち、レクリエーション介護士2級とレクリエーション介護士1級です。

 

レクリエーション介護士2級の資格は、どなたでも受験することができ、認定講座を受講して修了試験に合格すれば、資格を取得できます。

なお、講座は通信講座と通学講座の2通りから選択することができます。

通信講座の場合は、教材のテキストとDVDで学習。

一方、通学講座の場合は、認定講座を提供している大学や専門学校などに通学して学びます。

 

また、上級資格であるレクリエーション介護士1級は、レクリエーション介護士2級を取得することで受講資格を得ることができます。

 

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