『看護師と訪問看護師のイロハ』 第8回:「勤務地」の違い

●訪問看護師の勤務地:「(患者さんの)居宅」

 

訪問看護師、勤務地

画像出典:rakuwa.or.jp

 

訪問看護師って、どうやって移動するの?

 

患者宅への交通手段は、車・バイク・電車・バス等、地域や事業所により様々。

 

ただし、ここで注意したい点は、「公共の交通機関を使用しない場合(車・バイク)」です。

車・バイクで訪問する場合、もちろん免許が必要となりますし、事業所の専用車両を使う場合もあれば自分の車(バイク)を使用するところもあります。

この点、「費用」についてはガソリン代のみ支給されるケースが多い一方で、ガソリン代は給与に含まれているとして支給しない事業所もあります。

訪問看護師に就職・転職の際には、交通手段、ガソリン代支給の有無を確認しておいてもいいかもしれません。

 

また、事業所によって訪問地域の広さも違うので、1日に訪問できる宅数も変わってきます。

それらも踏まえて、1日の訪問宅数について説明していきます。

 

訪問看護師って、1日に何宅ぐらい訪問するの?

 

1日の訪問宅数は大まかに

「訪問宅数=(就業時間-移動時間)」÷ 「1宅あたり訪問時間」

と定義することができます。

 

就業時間から移動以外の時間を訪問看護をしているとすると、1宅あたりの訪問時間がわかれば自ずと訪問宅数が導かれます。

この点第6回にて、訪問看護師の業務時間は「1宅あたり約1時間」とご説明しました。

1日の就業時間が8時間、移動時間を2時間とすると

訪問宅数 = (8-2) / 1 = 6宅

となります。

なお、地方の場合は更に移動に時間がかかるので1日4宅程度となるでしょう。

これらを平均で見ると、「4~5宅になる」というのが、第6回で見た訪問宅数の特徴でした。

 

・場所ごとに違う訪問看護の業務

 

訪問看護と一口に言っても、いくつか種類があります。

居宅介護支援などの”施設に包括された”訪問看護ステーションの場合は、老人看護が中心になります。

また、緩和ケア病棟や外来をもつ、”病院の”訪問看護ステーションの場合は、ターミナルケアが中心になるかもしれません。

 

このように、幅広い対象をもつ訪問看護の中でもどの領域に特化した事業所かは非常に重要なチェックポイントになりますので、こちらも事前にチェックしておくべきでしょう。

(参考:看護師の神様

 

まとめ ~場所のイメージは大切です!~

 

看護師や訪問看護師の働く場所、通勤方法、移動方法などは、いざ働く際には重要なものです。

これから就職、転職をお考えの方は、本記事でご説明した点を参考にすることで、出来るだけ具体的なイメージを持っておくのが望ましいでしょう。

 

→次回の第9回は、訪問看護師と看護師の「ユーザー」の違いについてです。こちらで各論が最後になります。

 

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