看取りでは対象となる患者さんや家族の希望を十分に考慮して、本人が残された人生を可能な限り充実させ自然な最期を迎えるための援助をしていきます。
その際、看護師がどのように援助していくかの方向性を示すのが看護計画です。
今回は、『看取り』『看護計画』について説明した後に、看護計画立案あたっての最も大切なアセスメントについて一般的な事項を挙げていきます。
画像出典:medscape.com
看取りとは
看取りの定義
看取りとは、下記のように定義されます。
遠くはない未来に亡くなることが想定される人に対して、身体的・精神的に辛く苦しいことがないように可能な限り緩和し、亡くなるまでの期間をその人らしく充実して過ごせるようにすること
いわゆる「QOL(=生活の質。Quality Of Life)」が高い状態で生きてもらうことを目的として援助することです。
つまり、改善を目的とした医学的治療を行うのではなく、対象となる方ができるだけ自然な形で本人らしい最期を迎えることを援助することです。
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看護計画とは
看護計画ってどんなもの
看護計画とは、簡潔に言えば、文字通り「看護師が業務を行う上で作る計画書」です。
その人の状態に合わせてどのような看護を展開するのか、目標を長期と短期で立てて、看護を計画していきます。
長くても1週間ほどで評価修正を繰り返し、退院までその計画書を基準として看護を展開していきます。
画像出典:nursetogether.com
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