在宅での呼吸リハビリの指導方法について ~COPDで在宅酸素療法を使用している方を想定して~

在宅での呼吸リハビリの指導方法3:柔軟性のトレーニング

 

特に胸部の筋肉が硬くなっている場合、胸郭が上手く広がらず呼吸がスムーズにできないので、体幹のストレッチを行います。

ゆっくりと手を上げるなど、伸びをするように身体を伸ばします(少し痛い程度に伸ばす方と効果があります)。

これを、患者さんの状態を見ながら行います。

 

在宅での呼吸リハビリの指導方法4:全身持久力トレーニング

 

体力をつけ、心肺機能の改善や筋肉を鍛えることは、疲労感や息切れを改善することにつながります

無理のない程度の運動には歩行されるのがよいでしょう。

 

「walking」の画像検索結果

画像出典:news.stanford.edu

 

在宅での呼吸リハビリの指導方法5:筋力トレーニング

 

椅子に座って行う膝を伸ばしたり、足を上げたりするような簡単な運動を行います(やや「きつい」と感じるくらいに行うと効果があります)。

また、横隔膜も筋肉ですので、鍛えることでしっかり吐くことができるようになります

方法は、腹式呼吸をしながらお腹に少し重い物を乗せるというものでOK。

最初は500gから初めて、徐々に増やしていくとよいでしょう。

 

在宅での呼吸リハビリの方法 まとめ

 

呼吸法を習得し、呼吸法をうまく利用することで、息切れすることなく日常生活が送れるようになります。

なお、上述した方法は一部です。

患者さんの状態を見て、患者さんのニーズにあった動作の呼吸法を勉強することで、より良い指導ができるでしょう。

より良い指導を目指して頑張りましょう!

 

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