患者さんにとって病院内で一番身近な存在である看護師(ナース)は、質問をしやすい相手であり、本当にたくさんの質問を受けます。
質問しやすい対象であることは嬉しいことなのですが、答えが分からない質問だったり、答えづらい質問だったり、
答えていいのか分からない質問だったり・・・と、困ることは多々あります。
そんな困った質問も、臨床経験を積んでいくと上手に対応できるようになってくるものです。
本記事では、看護師経験者が、何度も行ってきた対応の中で「使える!」と考えた5つの台詞をご紹介します。
看護師さんが患者さんから困った質問をされた時に使える台詞5選
では早速、ナースが”必ず”向き合う必要のある患者さんから、どうしても答えづらい質問をされたときに有用なフレーズを、5つ順番にご紹介します。
①「人間の体のことなので個人差はありますが・・・」
最もよく使うのがこの台詞。
例えば、「この抗がん剤をすると髪の毛は抜ける?」「手術のあとはどれくらい痛いの?」といった漠然とした質問をされるケースです。
医師から確率的なものを説明されていても、実際に自分はどうなるのかと気になって質問をされることが多いんですよね。
ここで、答えた内容と実際の結果が変わってきたとき、患者さんは思っていたのと違う状況に落胆したり、場合によってはクレームとなったりすることもあります。
ですから、「実際にそうなるかは分からないけれど」という前置きとしてこちらの台詞を使うことは頻度としてかなり高いし有意義なものではないかと考えます。
②「医師ではないので医学的知識というより経験上の話になってしまいますが・・・」
こちらは、①の対応と似た状況、また①の対応の続きとして使うことが多いです。
あと、自分にとって難しい質問で、でも明らかにここは医療従事者として答えないとまずい・・・というときにも使えます。
「あくまで経験上の話」と前置きをすることで、答えの幅を広げることができて話しやすくなります。
そうすることで、一旦質問に答えた上でフォローがしやすくなりますし、
患者さんも医学的な確率や可能性については医師から十分なほど説明を受けているので、「実際にあった話」の方が聞きたいということも多くあります。
画像出典:dailymail.co.uk
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