訪問看護師が出ておくべき学会5選~新しい知識・スキル習得をしたい方へ~

 

医療従事者であれば、学会に一度は参加されたのではないでしょうか?

訪問看護に関しても、勉強になる学会があります。

学会は研究発表もありますが、いろんな役立つ製品など試供品ももらえたりするので、最新の製品を見たり試したりできます。

コストパフォーマンスが良いものの発見もできます。

カタログで見るのと実際に見るのとは大きな差があります。

また、課題に対しての取り組みや研究についての経過など最前線の情報が得られます。

仕事に対するモチベーションも上がると思います。機会があればぜひ参加してみてください。

 

訪問看護師、学会、

画像出典:tcarprograms.org

 

【訪問看護師が出ておくべき学会その1】日本看護学会在宅介護

 

全国各地で開催

 

日本看護学会は日本看護協会が開催している学会です。

看護職が実践に根差した研究を発表し、ディスカッションなどを交えて相互に学び合う場として、専門別に7領域の学術集会を日本全国で開催しています。

本会会員のほか、非会員・学生も参加できます。

2015年度は約15000人が参加されました。

7領域は下記の通りです。

 

  •  ・急性期看護
  •  ・在宅看護
  •  ・看護教育
  •  ・精神教育
  •  ・看護管理
  •  ・慢性期看護
  •  ・ヘルスプロモーション

 

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【訪問看護師が出ておくべき学会その2】日本在宅看護学会

 

量だけでなく質的にも大きな変化 在宅看護

 

訪問看護の利用者数は、今後の高齢志望者数の増加、医療施設内医療から在宅医療への移行の促進に伴って急増が見込まれています。

また、訪問看護需要は「量」的に増加しているだけでなく、「質」的にも大きく変化しています。

医療施設内医療から在宅医療へ移行するためには、高度な医療処置や適切な症状コントロールを在宅で安全かつ継続的に提供できる体制がなければ実現することはできません。

在宅医療は訪問看護の活躍により、利用者の生活の質を豊かに広げていくものとなります。

このような社会需要に対応するため、訪問看護は経営方法・質の向上・地域医療への貢献のための方策をたて、実行することは喫緊の課題です。

また、訪問看護における人材育成の観点からも、在宅看護論の学問的確立は不可欠であり、学問としての「在宅看護学」に早急に確立する必要があります。

そこで、これらの課題に学術的に取り組み、社会に対して効果的な方策を提言し普及していくために設立されました。

在宅看護学の学術的発展と教育・普及をめざし、これをもって人々の健康とQOL、地域社会における福祉の向上に寄与することを目指しておられます。

 

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※画像はイメージです

画像出典:practicalnursing.org

 

【訪問看護師が出ておくべき学会その3】日本褥瘡学会

 

多方面からの協力・アプローチ

 

高齢社会を迎え、長期療養や在宅医療の場において、脳血管障害などの後遺症やアルツハイマーなどによる「寝たきり老人」が増加し、また高齢者が悪性腫瘍治療後に長期臥床を余儀なくされる機会も多くなっています。

さらに、さまざまな事故・災害による後遺症や脊髄損傷も依然として多く、このような患者さんに発症する褥瘡が社会問題化しています。

これまで「とこずれ(褥瘡)は看護の恥」とされていました。

しかし、褥瘡発症の危険因子を積極的に究明し、ADL(日常生活動作)、身体状況、栄養、代謝障害、基礎疾患との関係を解明することに努力は払われた結果、褥瘡の予防と治療・看護には多方面からの協力とアプローチが必要なことがわかってきました。

このような観点から、褥瘡や創傷の医療に携わる、広範な医療関係者、すなわち医師、看護師、介護職員、栄養士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、臨床工学士、医用工学研究者、薬剤開発技術者

などの賛同ならびに参集を仰ぎ、かつ多岐にわたる問題について研究、検討を行うとともに、治療経験や問題点についての討議と意見交換の場を提供し、その成果が臨床応用されるよう啓発・教育活動を行うことを目的とされています。

 

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【訪問看護師が出ておくべき学会その4】PEG在宅医療研究会

 

QOL向上を目指す研究会

 

経皮内視鏡的胃瘻増設術(PEG)等の内視鏡治療の補助による在宅医療の推進および患者のQOL向上を達成するための研究会です。

会員の多くは医師で、この会が認定している資格認定制度もあります。

教育セミナーも行っておられます。

 

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※画像はイメージです。

画像出典:marian.edu

 

【訪問看護師が出ておくべき学会その5】日本摂食嚥下リハビリテーション学会

 

海外においても必要性が高まる 摂食嚥下リハビリテーション

 

1994年に設立されてから、会員数は11000人を超える学会です。

学術集会の開催と機関誌の発行に加えて、認定士制度、認定士単位セミナーや市民公開講座の開催、e-ランニングによる学習システム、研究助成金制度、診療ガイドラインの策定などの事業を行っておられます。

 

詳しくはこちら

 

訪問看護師が出ておくべき学会 まとめ

 

各学術会日程

 

本年度の学術集会の日程を参考にご紹介いたします。

〇日本看護学会 在宅看護

第47回 2016年7月22日~23日 開催場所:高知県

テーマ:人・ケア・地域を創る在宅看護~一人ひとりが輝いていきるために

 

〇日本在宅看護学会

第6回 2016年11月19日~20日 開催場所:東京都

テーマ:地域の平穏を看護力で~在宅学体系化から

 

〇日本褥瘡学会

第18回 2016年9月2日~3日 開催場所:神奈川県

 

〇PEG在宅医療研究会

第21回 2016年9月3日 開催場所:香川県

テーマ:胃瘻患者の声を聞こう―症例から学ぶ―

 

〇日本摂食嚥下リハビリテーション学会

第22回 2016年9月23日~24日 開催場所:新潟県

 

出典元・関連サイト

 

・ 日本看護学会→HP

・ 日本在宅看護学会→HP

・ 日本褥瘡学会→HP

・ PEG在宅医療研究会→HP

・ 日本摂食嚥下リハビリテーション学会→HP

 

 

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