7年間の病棟勤務を経て訪問看護師に転職したE子さん(30代女性)の体験談をご紹介します。
テーマは、「看護師経験後に振り返る、看護師と訪問看護師の違い」です。
このテーマについての教科書的な説明は、『看護師と訪問看護師のイロハ』というシリーズ記事が詳しいですが、
実体験として感じる両者の違いとはどんなものなのでしょうか?
現役訪問看護師であるE子さんが語ってくれました。
※ただし、「看護師時代と比べてよかった点は?」という質問で寄稿いただいておりますので、
あくまで訪問看護師転職の「メリット」に焦点を当てていることはご認識くださいませ。
画像出典:hshshomecare.org/
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訪問看護師転職後に振り返る、看護師時代との違いって?
私が訪問看護師に転職して、一番初めに病棟との違いを感じたのが、「勤務中に外に出られる」ということ。
訪問なのでごく当たり前のことなのですが、7年間病棟にいた私にとってはものすごく新鮮なことだったのです。
半径50mの世界が一変
看護師時代の活動
病棟勤務だと、その中でたくさんの方が働き、そして来訪するとはいえ、本当に狭い世界にいると働いていた当時でも思っていました。
時々検査送りや手術出しで病棟から出る以外は病棟から離れることもないし、昼食も、売店か小さな食堂か持参するかという選択肢のみ。
そして、敷地内にある寮に住もうものなら、日勤続きの間、半径50メートルくらいの範囲でしか生活していないのではないかというくらい、狭い範囲に活動が限られることもありました。
訪問看護師に転職して
それが、訪問看護では当たり前にステーションをそれぞれの時間に出て、初めての場所に向かいます。
私の所属するステーションは自転車移動が主なのですが、利用者さんの住む場所によっては30~40分移動することもあります。
初めて聞いた時は、大変そうだなと思いましたが、やってみるとそれが楽しくて仕方ありませんでした。
いち看護師が自分の所属する場所を抜け出して、自分一人で、しかも外で活動するのですよ?
それは、少なくとも私にとっては大変新鮮でわくわくするものだったのです。
さらに、訪問の間に自分で時間をつくってとる昼食が自由に選び放題という「メリット」については声を大にしましょうか。(私だけかもしれませんが笑)
よほど臭いがつくようなものでなければ制限が無く、何時頃食べるかも自分の訪問の組み立て次第なのです。
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