訪問リハビリは手続きや手順は面倒?~窓口、対象者、実際の流れについて簡単に整理しました~

 

ケガなどで入退院し、在宅でもリハビリを継続したいと希望される方は多いと思います。

本人、家族は身近なスタッフに質問をしてくることもありますが、知識が乏しいと必要な手順を伝えることに手間取るかもしれませんね。

ここでは、訪問リハビリ導入にあたり必要な手順や対象を説明していきます

適切なタイミングで提案できるようイメージを付けていただければと思います♪

 

【PR】
看護師の転職を考えている方は
こちらがオススメです♪

訪問リハビリ、手続き

画像出典:maxwellhealth.co.nz

 

窓口はいったいどこ?

 

介護認定を受けており、介護保険をお持ちの方はケアマネジャー(ケアマネ)もしくは主治医に相談することが一般的です。

もちろん、訪問リハビリを実施している事業所に直接問い合わせても構いません。

 

また、介護保険は限度額が設定されているため、ケアマネからケアプランを立ててもらう必要があります。

介護保険をお持ちでない方は、お住いの市町村や地域包括支援センターで介護認定を受けることができないか確認しましょう。

※参考記事:要介護認定とは ~5段階に分けられた、介護の必要度の決定指標~

 

40歳未満、40歳~65歳未満で特定疾患と認められない方は医療保険を使う事になりますが、この場合は病院の相談室もしくは訪問リハビリの事業所に相談することをお勧めします

※参考記事:cocomedica.jp

 

訪問リハビリの対象者は?

 

主治医が訪問リハビリの適応と判断し指示書を作成していただければ、どんな疾患でも対象となります。

主病名や障害の程度により、公的な補助を受けられる場合もあります。

基本的に介護保険をお持ちの方は介護保険を優先して利用することとなっていますが、主病名によって医療保険が適応になる場合もあることは頭に入れておくと良いと思います。

他職種がアセスメントして主治医に指示を仰ぐケースなどもあり、予防リハビリの観点からも対象者は多岐にわたることも覚えておきましょう。

 

▶ 次ページへ:依頼から実際にリハビリを受けるまでの流れとは??

【PR】
看護師の転職を考えている方は
こちらがオススメです♪

 

関連する記事


「失語症」の方への看護の方法って? ex.平仮名より漢字を使うべき!?

コミュニケーションの難しさの背景は様々です。中でも「失語症」は脳の損傷によって起こります。しかし、失語症は何かと周囲から誤解をされやすい言語障害です。今回は「失語症」について、その概要と、症状からみた看護におけるコミュニケーションのコツをお伝えします!

嚥下障害に対して、看護師が意識すべき在宅リハビリのポイント5選 

病気やケガ、そして高齢になることで起こってしまう「嚥下障害」。嚥下障害は、「食べる」ということを難しくするばかりか、患者さんを命の危険にさらしてしまうこともあります。在宅でのリハビリテーションについて、看護師が意識したほうが良いポイントはどのようなことでしょうか。

看護師がリハビリ職と連携すべき理由とは? 〜連携することによる5つのメリットを解説〜

「リハビリスタッフ」は色々な専門性があることは知っているけれど、「看護師」の仕事にどう役立てていいのかがわからないという人もいるのでは?リハビリスタッフと看護師が連携することによってたくさんのメリットを享受できるんですよ♪今回は、リハビリスタッフと連携するメリットをご説明いたします!

専門家に囲まれる中、看護師がリハビリテーションで果たすべき役割って?

『リハビリテーション』は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といった専門の人たちが行うものです。専門家に囲まれた中でリハビリテーションでの『看護師の役割』とは何なのでしょうか?患者さんらしい生活に向けて、リハビリテーションにおける看護師の役割を見ていきましょう。