身体の健康は歯の健康と密接につながっています。
オーラル・フレイルは新しい概念であり、その明確な定義も定まっておりません。
要介護の一歩手前の状態をフレイルと呼んでいますが、健康と要介護の中間に位置します。
今回はオーラル・フレイルについて、その基準といわれているものを複数紹介します。
周りのかたでオーラル・フレイルの疑いがある場合、チェックの参考にしてみてはいかがでしょうか。
画像出典:soutaoboa.com
「フレイル」状態が回復する? オーラルフレイルの今とは
要介護の状態をフレイルと呼んでいますが、昨今老年医学の研究が進むにつれて、介護状態から脱することができるようになってきました。
これは老化現象の考えを根本的に覆し、健康な状態に身体が回復することが可能になってきたのです。
心理の世界でも人間は一生かけて成長していく過程であるといわれています。
老化現象と捉えるのではなく、そこからまた成長し回復することができるのです。
フレイル状態をチェックしてみましょう
- ・体重が減少していませんか?
- ・筋力が低下していませんか?
- ・日中の活動性が低下していませんか?
- ・疲れやすくなっていませんか?
- ・歩くスピードが遅くなっていませんか?
上記5つの項目のうち、3つ以上該当してしまうと、フレイルの疑いが濃厚となってきます。
フレイルは身体的な要因のほかに、精神・心理的な要因、そして社会的な要因が絡んでいます。
身体的な要因はサルコペニアが密接に関連してきます。
サルコペニアは介護の道へと直結してきます。
関連する記事
オーラル・フレイルとサルコペニアのその意外な関係性とは?
今回の記事では、オーラル・フレイルとサルコペニアがいったい何かということと、その二つの関係性について紹介します。
オーラル・フレイルの対策3選。早期発見に必要なこととは?
高齢者の口腔を取り巻く状況から、口腔の筋肉や活力が衰えてくると、歯や口の機能のほか全身状態も同時に低下してきます。これを受けてオーラル・フレイルが検討されています。早い話、口腔機能は全身状態を映す土台にもなっています。本記事ではオーラル・フレイルの基本的な対策を3点紹介します。
オーラル・フレイルの予防法とは??口内の健康管理が健康寿命をのばすカギとなる?!
オーラル・フレイルとは口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。今回の記事では、オーラル・フレイルとは何かから始め、オーラル・フレイルの予防法について紹介していきます。
今注目されはじめている「オーラル・フレイル」とは?
日本は年々、高齢化社会が加速しています。それにともない、看護・介護分野でも急ピッチにさまざまな対応がなされています。その中の一つが、高齢者は口腔の筋肉や活力が衰え、歯や口の機能が低下してくることを示す「オーラル・フレイル」であるといえるでしょう。今回はオーラル・フレイルの定義から今後の展望までご説明します!