ソーシャルワーカーとケースワーカーの違いって?

 

ソーシャルワーカーとケースワーカーの違いって?

そう聞かれたとき、あなたならどう答えますか?

一例ですが、同じ相談内容でも病院ではソーシャルワーカーに、役場ではケースワーカーに相談するということがあります。

「名前が似ているけれども、何か違うのかな?」と混乱されてしまう方もいると思います。

今回は両者に違いがあるのか調べてみました!

 

social_case_difference

画像出典:medvesti.com

 

ソーシャルワーカー:社会福祉事業に事業する人

 

「ソーシャル」は「多く複合語の形で用い、社会的な、社交的な、の意を表す」(goo辞書)と説明されています。

たくさんある社会資源の中から、必要としている人に、適切なサービスを見つけて紹介し、つなぐことができるのが、ソーシャルワーカーとしての役目です

「ソーシャルワーカー」を同じくgoo辞書で検索すると、「社会福祉事業に従事する人。特に、職業として社会福祉事業に従事する専門家。→社会福祉士」と出てきます。

こうなると、社会福祉業界で働いている人全部をソーシャルワーカーということができそうですが、一般的には相談業務をメインに行っている人をワーカーということが多いようです

 

画像出典:kapipal.com

 

ケースワーカーを調べると:ケースワーク活動に従事する社会福祉の専門家

 

「ケース」をgoo辞書で調べると「個々の事例。場合。特殊なケース」と出てきます。

個々人の悩みは違いますので、それに対応するのがケースワーカーということになります。

同じく「ケースワーカー」をgoo辞書で見ると、「ケースワーク活動に従事する社会福祉の専門家。CW」と出てきます。

では、ケースワークとは何?ということになりますが、「社会事業の一方法で、精神的・肉体的・社会的な生活上の問題をかかえる個人や家族に個別的に接し、問題を解決できるように援助すること。ソーシャルケースワーク」とgoo辞書には書かれています。

字義的な意味は分かりましたので、次は両社の違いについて比較していこうと思います。
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