アドバンス・ケア・プランニングの課題 医療者サイド
【アドバンス・ケア・プランニングの課題③】知識習得とスキルアップ
続いて医療者サイドから。
まず医師、看護師、その他医療従事者に対しても、本質的な概念の理解や実践するにあたり、知識を得ることが必要です。
また、コミュニケーション能力の向上といったスキルアップの教育も欠かせないでしょう。
【アドバンス・ケア・プランニングの課題④】オーバーワークの日常
知識習得・スキルアップをするには時間が必要です。
しかし、医師は外来診療で何十人も診療を行い、担当の入院患者を持ち、患者さんの状態が悪化すれば深夜・早朝問わず連絡が入り、病院にかけつけます。
看護師についても同様で、日常的にオーバーワークの状況です。
アドバンス・ケア・プランニング専門の組織を作り、体制から形作るべきだと思います。
画像出典:dailymail.co.uk
【アドバンス・ケア・プランニングの課題⑤】在宅医療の場合、どう他職種と連携するか
最期の場所に自宅を選択された場合には、ケアマネジャー、介護保険のサービス事業所、地域包括支援センターとの連携も必要となり、患者さんを中心としたチームアプローチをどう実践していくか、大きな課題の1つでしょう。
アドバンス・ケア・プランニングの課題 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今後はますます必要とされてくるアドバンス・ケア・プランニング。
実践するためには多くの課題が潜んでいますが、一つひとつ丁寧に向き合って対処していくしかないでしょう。
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