体験談から知るべきダブルケアの実態
ダブルケアは、社会全体でサポートしなければいけません。
「介護サービス」、「育児サービス」など単体だけでは到底サポートできるものではないからです。
縦割り社会ではなく、地域などの横のつながりが必要なのです。
以下に、体験者の声を紹介します。
ダブルケアの体験者の声1
『育児、家事で大変なときに、祖母に目をかけることができなくて徘徊されました。小さな子を連れて祖母を探すのも大変だし、徘徊者の交通事故も増えていると聞き心配だし、一度は警察に保護されているときもあって、肉体的にも精神的にもツラいです』(30代女性、子ども2人、ワーキングマザー)
引用:パミマミ
ダブルケアの体験者の声2
『フルタイムで仕事をしていましたが、介護を機に近場のパートにしました。子どもももう一人欲しかったけど、心も体も余裕なし。実際に介護してみたら、「何やってんだろう、私」とどんどん孤独になり、鬱っぽくなりました。
行政が紹介していたシルバー人材センターの家事手伝いを頼むようになってから、介護の話し相手ができ、家事、育児も手伝ってくれて少しずつ元気になりました』(40代女性、子ども1人、ワーキングマザー)
引用:パピマミ
このように、ダブルケアに悩む方の思いや状況はとても複雑です。
問題を一歩でも解決に導くにはまず、行政や国が抜本的に現在の状況を見直す必要があるでしょう。
具体的には女性の介護と育児、仕事の問題を緩和できるような、介護サービスと育児サービスが同時に受けられるようなダブルケア専門のサービスの新設。
また女性だけでなく、男性もダブルケアの女性のサポートに入れるよう長期休暇を取れる仕組みの整備が急務です。
女性ありきの問題ではなくて、社会全体の問題であることをすべての人が認識するべきでしょう。
ダブルケアの介護の実態とは:まとめ
以前の日本であればダブルケアが起きたとしても、ご近所で子供をみてあげる、もしくは兄弟が多い世帯がほとんどでしたので、親や近親者の介護は兄弟で協力して見ることが常識でした。
このような助け合いの仕組みが自然とできていたのですね。
しかし、昨今では少子化の影響もあり、兄弟は少なく、育児と親の介護が同時にやってくると、一人でどちらもみないといけないという事態が発生しています。
したがって、これは単に高齢社会だけの問題でもなく、少子化や晩婚化など、様々な問題が複雑に入り混じっているといえるでしょう。
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