ダブルケアの問題点とは??そして、解決のカギはどこにある?

 

ダブルケアの問題点とは??

 

ダブルケアの問題点その.1:「働きたいけど働けない」

 

多くのダブルケアを抱えている世代が、平均年齢40歳前後になっている現状をみると、丁度働きざかりの世代の方ばかりです。

この方達の多くは、「本当は働きたいのに、働けない。会社も考慮してくれない」という、問題に直結します。

会社側の理解や制度も今後ある程度必要になってくるでしょう。

 

ダブルケアの問題点のその.2:「女性へのサポートが充実していない」

 

続いての、ダブルケアの問題点は女性へのサポートが充実していないという事です。

ダブルケアの統計でもおわかりの通り、ダブルケアに直面している方の多くは女性です。

もちろんダブルケアをしている男性も数多くいらっしゃいます。

そのため、自分のパートナーがダブルケアに直面した時に、いかに行政やパートナー自身がサポートできるのか、社会全体が変わろうとする動きがないといけません。

妻が育児に追われていたら、旦那が親の介護のサポートをする、もしくは行政サービスを整備させて、親の介護にあたっては従来の介護保険にはない専属の介護士や看護師が数日間常駐するなど、新たなる整備が必要です。

 

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画像出典:stil.kurir.rs

 

ダブルケアの問題点その.3:「行政サービスが充実していない」

 

続いての、ダブルケアの問題点は、行政サービスが充実していないと言うことです。

なぜならば、ダブルケアの場合は育児、そして家事、介護と複数のニーズがあり、これを満たしてくれるサービスが現状では足りていないからです。

例えば、介護サービスにしても在宅介護での場合、訪問介護サービスを利用しますが、もちろん月の訪問時間が決められており、ヘルパーさんが来てくれている間は、息抜きができるのですが、その間も育児に追われる女性にとっては、一時も心が休まりません。

もっと、育児と介護の両立ができるようなサービスを新設しなければ、ご近所同士、または兄弟同士で助けあえる仕組みが薄くなっている現代の社会事情には対応できないでしょう。

喫緊の課題として、行政サービスの充実が必要なのです。

 

ダブルケアにおいて最も大事なこと:ダブルケアをしている人へのケア

 

ダブルケアにおいて最も大事なことは、ダブルケアをしている人へのケアが挙げられます。

介護と育児の負担をできるだけ少なくし、かつ外に出る機会を増やし、リフレッシュするという仕組みがなければ、ダブルケアをしている人のケアは一向に減りません。

ダブルケアをしている方のケアをする為には、介護保険にとらわれない民間サービスの充実も必要になってきます。

また、日中の介護が必要な時に、長時間手助けしてくれるヘルパーの存在や、家事や育児を助けてくれるプロの存在も必要です。

このような複合的なサービスを利用者の方の負担にならないような、安い料金形態で、サービスを提供することも必要です。

このように、ダブルケアには、様々な問題点が浮き彫りになっているのでこれらを総合的に解決する仕組み作りが急務になっております。

 

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画像出典:img.grouponcdn.com

 

ダブルケアの問題点とは まとめ

 

ここまで、ダブルケアの問題点とダブルケアにおいて最も大切なことについてみてきました。

ここで、もう一度ダブルケアの問題点についておさらいしましょう!

 

  1. 1.「働きたいけれど、働けない」
  2. 2.「女性へのサポートが充実していない」
  3. 3.「行政サービスが充実していない」

 

繰り返しになってしまいますが、ダブルケアは想像以上にとても大変なことです。

身の回りにダブルケアで悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ相談に乗ったり行政機関やおすすめのサービスを紹介してあげましょう。

 

参考:

・パピマミ「仕事を続けるべき? 子育てと介護に追われる『ダブルケア』の問題点」

 

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