嚥下障害のある方にとって、口腔ケアの役割は大きく分けると2つあります。
1つ目は、普段あまり動かさなくなった口腔周囲を動かすこと。
2つ目は、口腔内の衛生を保ち誤嚥性肺炎の予防につなげることです。
自分で行うことができない場合は、誰かが行う必要があります。
しかし、口の中を誰かに触られるというのは抵抗感があるもの。
そこで今回は口腔ケアを行う際のポイントについてお伝えしたいと思います。
画像出典:usnews.com
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口腔ケアのポイント1:コミュニケーションをとろう
口腔ケアを行うためには、当たり前ですが、口を開けてもらわなければなりません。
歯医者に行けば、必然的に口を開けるということが必要です。
しかし、在宅やベッドサイドで、慣れない人にいきなり口を開けてと言われたら、どういう気分になるでしょうか。
病状によっては、状況が理解できず強い拒否をしたり、怒ってしまったりすることもあります。
口腔ケアを行うことを焦らず、「口の中をきれいにしてスッキリしましょう」などと声をかけることはもちろん、自己紹介やたわいもない話をして人間関係をつくり、リラックスしてもらうことから始めましょう。
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