【看護師でよかったこと3】 患者さんからの感謝の言葉
ある日勤での出来事でした。
患者さんは高齢の末期の胃がんで、血圧もバラバラ、脈は機械に表示されません。
最後を確信しました。
医師を呼ぼうと部屋を出かけた時、お孫さんが
「だめか、じいちゃん。看護師さん、もう大丈夫だよ。」
そんな中私はもう一心不乱でおじいちゃんに向かって、
「先生呼んでくるね!お孫さん、いるからね!」
と言っていました。
その日、患者さんは亡くなってしまいました。
しかし、最後にお孫さんが
「看護婦さん、最後までありがとうございました。きっと、看護師さんの声が聞こえて安心したと思います。」
という言葉を私にくれました。
今日、私が看護師として働けていけるのも、そのお孫さんをはじめ、たくさんの方の優しさを受けてきたからだと感じています。
画像出典:rotamersin.net
【看護師でよかったこと4】 どんなときも冷静に対応出来るようになる
怪我や急変に慣れているので何が起きても冷静に対応出来るようになったことは、最後に「看護師でよかったこと」の一つとして挙げたいことです。
たとえば、自分の家族の容態が急変した際にも、気持ちは大変焦っているとはいえ手際よく処置出来たということがあったり。
その時には、いい年をして母親に褒められたものです。
一人の人としての私は平凡で、取り柄も特にないけれど、こういった経験から看護師としてのプライドを確立してこれたのだと思います。
「自分を持つ」ことが難しかった私にとって、看護師という職業は「大きな自信」を与えてくれたと思っています。
看護師でよかったこと〜まとめ〜
看護師でよかったと感じた体験談4選、いかがでしたでしょうか?
印象の強かった出来事をピックアップしてみると、そのほとんどに通じるものが「いち人間として」という言葉に通じるように思います。
上記でご紹介したのは特に思い出深いエピソードですが、普段の些細な人と人との関わり、毎日の一喜一憂の中でも、私はいつもこう感じています。
「やっぱり看護師で良かった」
と心から感じています。
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