看護師をしている以上、避けて通れないのが「夜勤問題」です。
まずは夜勤をするか、夜勤ができるか・できないか、によって仕事内容や職場選択が左右されると言っても過言ではありません。
救急搬送や急変、不穏の患者さんの対応などで「朝よ早く来い!日勤者早く来い!」と祈る暇さえ与えられない修羅場もありますね。
生活サイクルが一般の方と違うことによって生じる弊害や、夜勤のしんどさが理解してもらえない辛いしんどさなど、「夜勤をする生活」自体がまねく困った事態もあります。
看護師6年目の時に経験した、そんな修羅場をご紹介したいと思います。
画像出典:medscape.com
病院外にもある! 夜勤に関わる修羅場エピソード
看護師になって6年目の私
看護師6年目、28歳のころ病棟勤務でまだ3交代をしていました。
その当時、病院が借り上げたワンルームマンションの寮に住んでいました。
寮とはいえ一般のマンションの部屋を借り上げていたので、入居者は数か所に分散。
私は中でも一番病院から遠い部屋が割り当てられ、徒歩10分程度かかっていました。
特に準夜勤終わりとなると、23時半に終業ですが、片付けや雑務で実質の帰宅は深夜1時頃。
疲れ切っての帰宅、もう早く寝ることしか考えていない私でした。
そんな私に、あんな恐ろしい体験が待っているとは思ってもみませんでした。
近所のおばさん、まさかの張り込み。キャバ嬢疑惑!?
3交代では、深夜勤務の出勤は23時頃でした。
夜中にいそいそと家を出ることになります。
ある日、深夜勤に出かけようとマンションを出たところで、ガシッと誰かに肩を掴まれました。
声にならない叫び「ヒィィィー!!!」が頭の中を駆け巡りました。
画像出典:caregiverhelp.com
そこには、鬼の形相をした60歳くらいのおばちゃんがいたのです。
「○▼※△☆▲※◎★●・・・・・・・・・・・・・!?」
何かすごい勢いで私に喋ってるんですが、まったく耳に入ってきません。
・・・と、3分後位にようやく事態を掴めた私。
要約すると、
- 「なんで夜中に出たり入ったりしてるの!?」
- 「怪しい!」
- 「水商売なのか!?」
でした。
寮の向かいに住むおばさんは、「夜中に出入りを繰り返す怪しい水商売風の女がいる。注意しなければ!」と敵意を持って私を見張っていたんです。
誤解解消、そして解放
もうびっくりするわ時間はないわで、焦りまくりましたが、病院に電話すると当直事務さんが自転車で来てくれました。
事務さんが到着するまでおばさんに捕獲され続けており、腕はパンパン。
そんな中、自転車で向かってくる事務さんは神様に見えました。
そこで、「ここは看護師の寮」「仕事が夜勤」ということを説明してもらい、無事に解放。
私を看護師と知った時のおばさんの顔は、青くなったり赤くなったりしていました。
おばさんの中では、深夜の外出・帰宅=よからぬ商売=素行不良=近所迷惑 に変換されていったようです。
私は心で叫びました。
「こんなジャージみたいなカッコのどこが水商売じゃい!眉毛しか描いてないし。(しかも遅刻してたし。汗)」
この話が職場で爆笑されたことは言うまでもありません。
おばさんは、後日菓子折りを持って病院までお詫びに来られました。
良い人だったんですね。
でもまぁしかし、たとえ水商売であっても注意を受ける要素はないのですが。。。(泣)
看護師6年目で経験した夜勤の修羅場 まとめ
いかがでしたか。
今は笑い話ですが、生活が不規則だったり帰宅が深夜になることで思わぬトラブルに巻き込まれることもある「病院外での夜勤の修羅場」例でした。
看護師のみなさん、通勤にはくれぐれも気をつけて下さいね。
特に夜間の一人歩きは物騒なので、なるべく避けて安全に通勤してください!
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