病棟勤務の空間が「特殊」であったことを再確認
以上のお話は、外回りの仕事をしている方にとっては当たり前のことで、何に感激しているんだと思われてしまいそうなもの。
しかし、病棟勤務の経験がある方なら共感していただけるかと思います。
もちろん、訪問看護の仕事も決められた訪問を決められた時間に行わなければならない以上、
決して完全な自由ではないのですが、それでも私にとってはものすごく自由な環境なのです。
ミーハーだ、大げさだと思われてしまうかもしれませんが、病棟という特殊である意味閉鎖的な空間から抜け出した身からすれば信じられない世界なのです。
この自由さこそが、病棟看護師時代と比べて圧倒的に良いところだと思いました。
画像出典:lstus.com
自由度が高い訪問看護の世界:時間の使い方
さて、肝心の仕事内容の話にうつりますが、それについても、訪問看護は自由度が高いと思います。
まず、「時間」の面です。
ただし、前もって言っておきたいのは、病棟でも訪問看護でも、
一人一人の患者さんの個別性を考え看護するという、患者さんに対する本質的な気持ちはもちろん変わりありません。
それでも、どうしても病棟では多重業務や時間に追われますし、受け持っている患者さんは大勢います。
それぞれの患者さんへの対応が自分の中で雑になってしまうことは、恥ずかしながら、ありました。
それに対して、訪問看護では、利用者さんの家に行っている間は全ての時間をその利用者さんのために使うことができます。
その利用者さんの個性に合わせて、その日の調子に合わせて、その時の気分によって、色んな発想で色んなことに対応することができます。
ある意味、患者さんやご家族のご迷惑にならない範囲で「挑戦」しているのかもしれません。
病棟で、もっとこうしてあげたいけれど時間的に諦めるしかないと思っていたことの多くを実施することができています。
自由度が高い訪問看護の世界:看護の幅
自由度の高さは時間だけではなく、「提供できる看護の幅」にもあります。
大きい病院であればあるほど、取り決めも多く看護の幅が狭まるのは病棟勤務をしたことがある人なら誰もが経験してきていると思います。
組織に所属しそこで医療が行われる以上、決まりごとは必要で、疑問を感じることがあっても簡単に破ることはできません。
一方で訪問看護は、医療が行われる場は患者さんの自宅です。
そのため、組織の決め事が提供する看護にまで影響することは少なく、看護の幅はかなり広がります。
まとめ ~自由があるからこその難しさに向き合いたい~
このように、スタッフにとっても利用者さんにとっても自由度が高いのが訪問看護です。
もちろん、自由だからと好き勝手しているわけではなく、その自由さを生かして利用者さんによりよい看護を提供することを考えています。
また、自由だからこそその場のひらめきや判断を必要とされ難しいこともあります。
だからこそ、一生懸命利用者さんのことを考えてその個別性に精一杯対応する。
そして、自分も空き時間には自由に行動してリフレッシュする。
この環境こそがまさに前の職場と比べて良くなったことです。
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