頭寒足熱という言葉がありますが、足浴の効果には入眠目的があるといわれています。
頭寒足熱は頭部を冷やすことによって深部体温を低下させていきます。
そして末梢循環を促進させることによって、皮膚表面からの放熱を促す方法です。
今回は足浴の目的と手順についてみていきましょう。
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画像出典:edenjonesboro.com
足浴の目的
【足浴の目的1】血行の改善
入浴をはじめ足浴を行うことで血行を改善していくことができます。
人間の細胞は一定の温度になると活性化して効率よく働き出していきます。
39℃で約15分前後の足浴実施が、人間の細胞にとっては最も効率が良いともいわれています。
体温よりもやや高めのお湯が適温といえますね。
身体の中の不要な老廃物が排出され、豊富な栄養や酸素を含む血液が全身に流れ込み、身体の新陳代謝が増加して細胞が活性化されるのです。
【足浴の目的2】ナチュラルキラー細胞の活性化
足浴は入浴と同じくらい身体に良い効果をもたらすことが分かりました。
その中でも免疫力の指標であるリンパ球のナチュラルキラー細胞の働きが高くなることが実証されています。
ナチュラルキラー細胞が高くなると、傷ついたタンパク質などを修復してくれる作用も同時に働いてきます。
ちなみにナチュラルキラー細胞とは、笑いの効果でも広く実証されています。
画像出典:cobone.com
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