70歳以上75歳未満の方の自己負担額
70歳を超えるとまた治療費の限度額は70歳未満のそれと変わってきます。
こちらでは70歳以上75歳未満の方の自己負担額をご紹介します。
70歳以上75歳未満の方
平成29年7月診療分まで
・平成29年8月診療分より自己負担限度額が変わります。
高額療養費制度を活用した場合の計算例
1ヶ月の総医療費が100万円、標準報酬月額が32万円、窓口の負担が3割となります。
このように実際に高額療養費制度を利用すると自己負担額は9万円程度となり、かなり負担を減らすことができます。
高額療養費制度を使うときの注意点
⑴事後に手続きを行う支給申請は一旦窓口負担をする必要がある
医療機関の窓口で医療費を一旦支払い、後日高額療養費制度の申請をした場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻されることになります。
一旦医療費を支払うことが困難な方もいます。
⑵事前に行う「限度額適用認定証」の申請
医療費が高くなることが事前にわかっている場合は加入している医療保険から「限度額適用認定証」または「限度額適用認定・標準負担額減額認定証」の交付を受けることができます。
この場合、窓口での支払いが上限額までに抑えられます。69歳以下の方全員、70歳以上の方については住民税非課税の方が対象となります。
画像出典:debt.org
高額療養費制度とは まとめ
難しいイメージのある高額療養費制度ですが、この制度を利用することで金銭面の負担をかなり減らし、治療を受け療養することができます。
ただでさえ、患者さんは病気などにより、多くの精神的負担を感じています。
そういった患者さんの精神的負担を一つでも軽減できるように高額療養費制度をしっかり活用していきましょう♪
参考文献:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
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