オーラル・フレイルの対策3選。早期発見に必要なこととは？

私の体験談：前歯2本を失ってしまった患者さんの例

 

ここで私のオーラル・フレイルに関する体験談を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

転倒で前歯2本を失ってしまった認知症患者様の症例です。

前歯2本の欠損を機に、一気にADLが低下してしまい、寝たきり一歩手前の状態になっている方がいました。

家族の意向で訪問歯科を導入させ、先日前歯2本がキレイに入ったのをきっかけに、何とADLがアップしてきたのです。

それまで言葉を発することのなかった患者様が「おはようございます」と笑顔で返答され、会話が成立するまでになったのです。

健康な私たちにも同じことがいえますが、前歯2本でこんなにも変わることができるのです。

全身状態を維持していくことは、イコール歯の健康を守っていくことなのですね。

 

画像出典：images.shije.al

 

オーラル・フレイル対策3：奥歯の噛み合わせをチェック

 

両手のひらを両頬に軽く当ててみます。

噛む行為を繰り返し、頬の筋肉が動いているか観察していきます。

口の周りの筋肉がきちんと働いているか、唾液をゴックンと飲み込んでみましょう。

 

画像出典：scitechealthcarephones.com

 

オーラル・フレイル対策：まとめ

 

いかがでしたか。

些細な衰えを軽視せず、早期発見に力を入れていきましょう。

オーラル・フレイル対策は、些細な気づきや軽微な症状がカギを握っています。

軽微な虚弱兆候を見逃すことなく、早期発見と早期介入がこれからの課題となってくるのではないでしょうか。

参考文献：（2016）「きょうの健康」番組制作班、主婦と生活社ライフ・プラス編集部 （編）『NHKきょうの健康　全身の老化を防ぐカギ！『筋肉』『骨』『歯』『認知症』の最新対策』、主婦と生活社。

 

 

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