精神科で働く看護師は、日々の何気ない生活がいかに大切であると、気付く機会が多いのではないかと思います。
平凡で単調な生活は、人によっては空きさせてしまう場合もありますが、精神疾患で病んでいる人たちは、このような当たり前の生活が突然遮断されてしまうのです。
精神科で働くということはそういった患者様に寄り添い支えていくということです。
今回は体験談として、看護師が精神科で働くからこそ得られる学びというものをご紹介していきたいと思います。
画像出典:duhocaaa.com
【PR】
看護師さんで転職を考えている方は
こちらがオススメです♪
精神科看護師が大切にするもの
精神科看護師は「こころ」を重視する
一般科における健康の対象と精神科における健康の対象は全く異なってきます。
精神科で重視している健康の対象は「こころ」ですね。
精神疾患で病んでいる人たちは、ほんの些細なきっかけで、こころの波長が一瞬にして止まってしまいます。
こころの波長が止まってしまうと、精神症状が出現してきます。
精神症状の原因はいまだに解明できていないところでもあり、まだまだ偏見が根強く残っている状況下でもあります。
看護師が精神科で働くことで得られる学び
看護師が精神科で働くことで得られる学び① 〜こころの健康に気づく鋭い感覚を学ぶ〜
病気がそうさせているのに、精神疾患に無知な人たちは「バカ」「きちがい」とか、平気で口走ったりもしています。
精神科における健康の対象はこころであることから、精神科で働く看護師はこころのセンサーが常に敏感に働くようになっていきます。
患者様が何気に発した言葉一つから、危険を察知した行動が自然と身に付くようにもなっていきます。
症状によっては自傷行為の出現、または他者に危害を加えてしまうこともあります。
突然、医療従事者がターゲットになってしまい、現場が一変してしまうことさえあります。
看護師は普段の業務を行う中でこうした患者のこころの動きにより敏感に反応する感覚が身についていくのです。
こころの健康に気付く鋭い感覚は、精神科で働く看護師ほど偉大なものはないと、我ながら勝手に自負しています。
画像出典:images.wisegeek.com
【PR】
看護師さんで転職を考えている方は
こちらがオススメです♪
関連する記事
【体験談】患者の「こころ」を支える精神科の看護師の役割とは?
精神科は一般科と違って「こころ」のサポートがメインになってきます。こころのサポートをする看護に答えはありません。答えがないからこそ、あらゆる計画を立て模索し、精神科看護を展開していきます。そんな精神科看護の役割について、体験談も含ませながら病棟別にみていきたいと思います。
現役看護師が語る看護師でよかったと感じたこと4選〜私が感じた「人」としての喜び〜
看護師でよかったと感じた、忘れられない体験談を紹介します!
クスっと笑える看護師あるある!困った患者さんベスト5を紹介します
「愛すべき」困った患者さんをランキングで発表していきます。きっと共感していただけると思うので、ぜひ看護師仲間と一緒に話してみてくださいね♪
精神科の看護師の業務において必要な3つのスキルとは?
精神科は楽な仕事ではありません。時代が変わり、転職先に精神科を希望する看護師が増えています。一般科に比べると楽だからという理由だけで精神科を選択肢に入れてしまうと、後々後悔することにもなってしまいます。本記事では、精神科看護師の業務で必要とされることについて、経験者の立場から触れていきます。
看護師が精神科で働くために必要な3つのスキルとは? 「こころ」・「人生経験」・「内科的疾患の看護」
精神科で働くために必要なスキルといえば「こころ」「人生経験」「内科的疾患の看護」だと考えられます。今回はこの3つに焦点をあてて書いていきます。