患者さんや利用者さん一人一人に対して作成する看護計画を活用しきれていますか?
その本当の活用法を理解できていますか?
当たり前かと思いますが、看護計画はたてるだけで終わってはいけません。
計画をたて、実行し、結果について評価を行い、改善を行うことが必要です。
本記事では、看護計画をより有用なものとするために必要な考え方やポイントを挙げていきたいと思います。
※関連記事:看護計画とは? ~定義、理由、書き方を改めて概説!~

画像出典:superfitdads.com
0. 看護計画を用いたより効果的なケアのために ~PDCAサイクルの考え方を知ろう~
PDCA(plan・do・check・action)という考え方は、元々は生産管理や品質管理などの管理業務に用いられていました。
目標をたて実行した後は必ずその効果を判定し、目標や行動の改善を行うことで、業務を継続的に改善するという考え方です。
昨今は様々な事業活動に取り入れられており、医療業界も例外ではありません。さらには、看護計画においても有効な視点です。
なお、『まんがで身につくPDCA』の著者である原マサヒコ氏は、「仕事のできない人はPDCAがわかっていない」という記事にて次のように述べています。
無計画ならまず「P」、残業が多いなら「D」
ミスを防ぐなら「C」、成果を上げたいなら「A」
あなたの仕事上の悩みは、これらのうち少なくともいずれかには当てはまっているはず。
また、原氏は次のようにも述べています。
筆者の体感値ではありますが、8割ほどの企業が「Check=検証」を怠っており、「計画を立てても結果がついてこない」「やるべきことに追われて日々が過ぎていく」という状態です。
「計画を立てても結果がついてこない」「やるべきことに追われて日々が過ぎていく」という状態は思い当たる節があるのではないでしょうか?
そんなあなたは、多くの例に漏れず、「C」が果たす役割を過小評価したり、「C」を実行できていないのかもしれません。
PDCAサイクルでよく陥る過ち ~計画倒れに終わる~
それでは、多くの人が理解しているはずの「PDCAサイクル」でよく陥る過ちとはなんなのでしょうか?
その一つが、「計画倒れ」に終わることなのです。
計画を立ててそれを行うのは、「PD」でしかありません。
再度、原氏の言葉をお借りします。
PDCAは、「P→D→C→A」と1周して終わりではない、ということです。「A」まできたら、また「P」に戻り、さらに高いレベルの「PDCA」を回すという「スパイラルアップ(らせん状の成長)」を遂げていくというのがPDCAの本質です。だからPDCAサイクルといいます。(出典:「仕事のできない人はPDCAがわかっていない」)
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PDCAサイクルと看護計画
以上、簡単にPDCAサイクルについて触れ、「Check」の重要性に触れてきました。
ただし、看護計画の目標には少し注意が必要です。
すなわち、患者さん1人1人の改善や自立、安心・安楽が目標であり、単に業務の効率化(=コストの減少)や目に見える成果の向上をはかるものではないということ。
しかし、それは言ってしまえば「逃げ口上」にしかすぎません。
すべての事柄は、しっかり考え抜けば、具体的な目標や行動へと落とし込めるはずです。
というわけで以下、看護計画の評価の際に注意すべきこと/意識すべきことを述べていきます。
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