看護部長の4つの業務内容。そして、求められる役割とは?

看護部長の業務内容4:教育活動

 

看護部長の業務内容の中で、看護師数の確保と同様に大切なことは看護師の教育です。

新人看護師の教育は、厚生労働省や看護協会からも努力義務目標として取り組むことが求められています。

 

しかし、看護部における教育は新人看護師だけに必要なものではありません

私たち看護師は進歩し続ける医療・看護に対応し、より良い看護を患者さんに提供していく責務があります

看護師としての知識の習得やスキルアップは、看護師として働く以上、ずっと継続していかなければならないのです。

例えば経験年数などに応じた「ラダー教育」や「継続教育」など、看護部としての教育活動も大切です。

 

看護師が就職や転職を考える場合にも教育活動が重要視されることは多いもの。

これらの教育活動を計画、実践することも看護部長の大切な業務といえます。

 

画像出典:picker.org

 

看護部長に求められる病院・施設内の役割

 

看護部は病院に属するひとつの組織にすぎませんが、病院スタッフの約半数を占めるほど大きいです。

看護部長は看護部の管理だけでなく、病院や施設の幹部、経営者としての役割も持っています

看護部長が副院長を兼務する病院も少なくありません。

看護部以外の部署と連携し、病院経営に携わることはよりよい病院づくりにつながるうえ、良い看護を実践できる看護部を作ることができるでしょう。

なぜなら人数も多く、実際の医療現場において患者さんに接する時間が一番長いのは看護師だからです。

コスト意識を持つこと、より良い病院作りを目指すこと。

これらは誰もができる経営改善方法でもあり、効果も大きいのです。

看護部長には看護師をまとめ、経営者としての役割を果たすことも大切なのです。

 

▶ 次ページへ:看護部長の業務内容とは?まとめ

 

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