オーラル・フレイルの判定基準その3:わずかなむせ
わずかなむせも口腔機能が低下している大切なサインです。
わずかなサインが全身状態に移行してしまうことさえあります。
食べこぼしと同様に早期発見できるような対応が必要になってきます。
オーラル・フレイルの判定基準その4:咀嚼能力の低下
噛むことを忘れてしまった現代人は、柔らかい食べ物ばかりを好み、咀嚼筋が低下しています。
噛む行為がない状態は不健康な生き方ともいえ、健康寿命を短くしています。
画像出典:humor.barkpost.com
オーラル・フレイルの判定基準その5:噛めない食品の増加
咀嚼筋が低下してくると、噛めない食品ばかりが増えていきます。
食欲低下をまねいた結果、経管栄養やPEG増設に至ってしまうことさえあります。
上記で上げた項目は実に些細な症状ともいえます。
しかし、この些細な症状であるサインを軽視してしまうと、全身状態へとつながってしまうことさえあるのです。
オーラル・フレイルの基準を解説! まとめ
実は現在の判定基準の中に、8020運動(80歳で20本の歯を残すこと、20本未満がオーラル・フレイルに該当)が加わっているのはご存じでしょうか。
オーラル・フレイルは8020運動とともに、その考え方を強く推奨しています。
高齢者の口腔機能を維持し向上させていくためにも、オーラル・フレイルの明確な判定基準を一刻も早く確立していくことが必要ではないでしょうか。
参考出典:
「きょうの健康」番組制作班、主婦と生活社ライフ・プラス編集部 (編)(2016)「NHKきょうの健康 全身の老化を防ぐカギ!『筋肉』『骨』『歯』『認知症』の最新対策」、株式会社主婦と生活社。
この記事はいかがでしたか? ・週一回なら、まぁ見てもいいかな♪ といった方は是非ご登録をお願いします!!
下記リンクからの無料会員登録で、 メルマガ受け取り@毎週土曜日 診療報酬改定まとめ資料受け取り などが可能になります!! (もちろん、わずらわしい情報は一切お送りしませんよ♪)
|
☆関連お役立ち情報☆ |
☆おすすめのまとめ記事☆ |
・【看護師スキルアップ術まとめ20選】3種の看護スキルでQOLを最大化! |
★ここまでで分からない用語はありませんでしたか? そんな方は・・・
関連する記事
オーラル・フレイルとサルコペニアのその意外な関係性とは?
今回の記事では、オーラル・フレイルとサルコペニアがいったい何かということと、その二つの関係性について紹介します。
オーラル・フレイルの対策3選。早期発見に必要なこととは?
高齢者の口腔を取り巻く状況から、口腔の筋肉や活力が衰えてくると、歯や口の機能のほか全身状態も同時に低下してきます。これを受けてオーラル・フレイルが検討されています。早い話、口腔機能は全身状態を映す土台にもなっています。本記事ではオーラル・フレイルの基本的な対策を3点紹介します。
オーラル・フレイルの予防法とは??口内の健康管理が健康寿命をのばすカギとなる?!
オーラル・フレイルとは口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。今回の記事では、オーラル・フレイルとは何かから始め、オーラル・フレイルの予防法について紹介していきます。
今注目されはじめている「オーラル・フレイル」とは?
日本は年々、高齢化社会が加速しています。それにともない、看護・介護分野でも急ピッチにさまざまな対応がなされています。その中の一つが、高齢者は口腔の筋肉や活力が衰え、歯や口の機能が低下してくることを示す「オーラル・フレイル」であるといえるでしょう。今回はオーラル・フレイルの定義から今後の展望までご説明します!
名古屋で勉強するならココ!!勉強場所にオススメな図書館を紹介します
自宅以外の勉強場所の代表格といったら、やっぱり図書館♪ 本記事では、名古屋での勉強場所におすすめな図書館を紹介いたします。