地域包括支援センターとは?~知っておきたい在宅知識~


 

地域包括支援センターとは何かご存知でしょうか?

在宅看護・介護に携わっている方なら一度は耳にした事があるのではないかと思います。

実は、今後の在宅現場では、このセンターは非常に重要な役割を担うことになります。

以下、このセンターのそもそもの意味や役割について概説していきます。

 

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地域包括支援センターとは

画像出典:marthapatterson.com

 

地域包括支援センターとは?

 

 

地域包括支援センターは、簡単に言えば、在宅医療や介護を行う時の「窓口」の機能を備える施設です。

介護保険法第115条の46第1項によれば、次のように定義されています。

 

地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、3職種のチームアプローチにより、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設である。

 

厚生労働省のホームページでは、「地域包括ケア実現に向けた中核的な機関」といった表現もされています。

 

 

といっても、まだまだ抽象的なご説明しかできていないかと思いますので、

以下、

  • ・地域包括支援センターの具体的業務
  • ・地域包括支援センターの設置状況
  • ・地域包括支援センターのメリット

について説明を加えていきます。

 

地域包括支援センターの業務

 

地域包括支援センターでは、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師などが中心となって、高齢者の総合的な支援を行います。

3人はそれぞれ専門分野を持っていますが、専門分野の仕事だけを行うのではなく、互いに連携をとりながら「チーム」として総合的に高齢者を支えます。

 

その地域包括支援センターの業務は、大きくは「包括的支援事業」と「介護予防支援業務」の2種類に分かれます。

 

包括的支援事業

 

包括的支援事業は、4つの種別に分かれます。

 

介護予防ケアマネジメント

二次予防事業対象者に対する介護予防ケアプランの作成などを行い、介護予防を支援します。

 

総合相談・支援

住民の各種相談を幅広く受け付けて、制度横断的な支援を実施します。

介護に関する相談や悩み以外にも、福祉や医療、その他様々な相談が可能です。

 

権利擁護

皆さんが安心して暮らせるよう、さまざまな権利を守る役割です。

たとえば、成年後見制度の活用促進や高齢者虐待への対応が挙げられます。

 

包括的・継続的マネジメント支援

暮らしやすい地域にするため、さまざまな機関とのネットワークをつくり調整します。

たとえば、「地域ケア会議」等を通じた自立支援型ケアマネジメントの支援やケアマネジャーへの日常的個別指導が業務になります。

 

介護予防支援業務

要支援者に対するケアプランの作成を行います。

なお、こちらはケアマネ事業所への委託が可能となります。

 

これらの業務を図示したものが、下図になります。(出典:厚生労働省

 

地域包括支援センターの業務

 

地域包括支援センターの設置状況

 

現在、全国で約4,300か所が設置されています。(ブランチ(支所)を含めると7,000か所以上) ※平成24年4月末時点

 

地域包括支援センターの設置状況

画像出典:mhlw.go.jp

 

地域包括支援センターのメリット

 

相談者側のメリットは、「ワンストップ」と「安心」!

 

地域包括支援センターのメリットは、「介護が必要になった高齢者の方にとって、介護に関する相談を行政や関係機関の間をたらい回しにされることなくワンストップで対応してくれるということ」です。

また、「地域における高齢者虐待や権利擁護の相談・通報等も地域包括支援センターが受けることで役割が明確になり、弁護士や警察とも連携することによって、虐待に対する防止や早期の対応もできるようになってい」ることもメリットとして挙げられます。

※出典:みんなの介護

 

地域でケアを包括的に完結させるためには、何より高齢者の方々が「足を運ぶ」ことが必要です。

その意味で、ワンストップ(簡単であること)と安心は必要不可欠な条件と言えるでしょう。

 

医療者・介護者側のメリットは、専門性が活かせること!

 

地域包括支援センターでは、大きく下記の分類をすることが出来ます。

 

 

 

地域包括支援センターでは、医療と介護が連携することで、現実味のある業務が実行されるようになります。

たとえば、いままで町村の窓口で相談していてなかなか的を射なかった回答も、正確なアドバイスを行うことで利用者の満足度が向上し、相談される側のやりがいにもつながっていきます。

 

ちなみに、看護師が働くとすると・・・?

 

ちなみに、看護師が地域包括支援センターで働くとすれば、どのような業務を行うのでしょうか。

地域包括支援センターにおいては、介護予防サービスの計画作成や、高齢者やその家族からの相談対応などが看護師の業務となるようです。

高齢者の支援だけではなく、地域のケアマネジャーが円滑に仕事を進められるように情報提供や関係機関との調整を求められることもあります。

医療行為はほぼありませんが、利用者から健康に関する不安や悩みを相談されることもあるため、最低限の医療知識は必要とされています。

※出典:ナース専科

 

地域包括支援センター〜まとめ〜

 

今回は、地域包括支援センターについてざっくりとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

なかなか知られていない面もあるのでは、とのことでまとめましたが、看護や介護業界において、今後ますます重要になってくる施設であるということはご理解いただけたかと思います。

少しでも理解を進めるきっかけとなったのなら幸いです。

 

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