看護の仕事はどこまで? 【がんと暮らしを考える会・賢見卓也理事長インタビュー1】

どこまでが看護の仕事なのか

 

――看護師でありながら、お聞きしたような事業ないしは取り組みをやっていることは素敵だと思います。

 

それが看護師の仕事なのかどうかという論点はあり得ると思っています。

しかし、保助看法に書いてある「看護師」の定義には「診療の補助」と「療養上の世話」という言葉が用いられています。

「診療の補助」というのは、治療のお手伝いのことで、「療養上の世話」というのは、生活をしていく上での支えになるということを指します。

その生活を支える仕事、家計にケアの切り口として向き合っています。

つまり、このように大きく考えた時、私たちは自分たちの活動を自信をもって「看護」だと言えます

 

たとえば保健師さんは「地域看護」という言葉を使うことがあります。

つまり、地域自体をどう看護するか地域の文化を変えるといったところも保健師さんがやってきたところなんです。

有名なものとしては、母子手帳がありますが、そうして子供がしっかり育つための文化を保健師さんや助産師さんが広めてきました。

また、地域によって塩分摂取量が高く、心疾患などが多いような地域がありましたが、そうした地域の食生活に変化をもたらすような取り組みもやってきていました。

 

つまり、一人一人の患者に対しての看護だけじゃなくって、地域の考え方や習慣に影響を与えることも「看護」の役割なんですよね。

とはいえ、お医者さんや病院の方々が考える「看護」のイメージからは違う見え方がなされているかもしれませんが、私にとっては「看護」の仕事をしていると考えています。(第1回:完)

 

※次回(12/9公開予定)は、「困りごととキーワードが合致していないことの怖さ」と題し、賢見さんの過去のお話をじっくりと伺います!

 

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