【ターミナルケアにおける看護師の役割③】本人や家族と医療チームの橋渡し役
看護師は情報共有の要になる
看護師は自身の専門性から直接患者にケアを行う一方で、他職種(ケアマネージャーや介護士や各種療法士等)からの情報も収集しつつ、医師への通訳を行うこともあります。
また本人や家族にニーズを吸い上げて適切な職種に伝えるという方向もあります。
特に在宅ケアの場合には、それぞれの職種の所属がばらばらであることも珍しくありません。
同じ患者に向き合うチームとして情報を共有しておくことは大切なことですが、看護師がチームを繋ぐ橋渡し役を担うことも多いのです。
【ターミナルケアにおける看護師の役割④】スタッフへの助言・教育
どんな相談にも乗れるような存在
介護士や療法士といった特に直接患者に関わるスタッフに対して、現在の状態についての助言や死生観についての教育を行うことも看護師の役割とされます。
特に在宅でのターミナルケアの場合には、家族と共に緊急時の対応を共有しておくことも大切です。
ささやかなことでも看護師に相談できる体制をとっておくことは、他職種にとっても非常に心強いものです。
画像出典:lifesitenews.com
ターミナルケアにおける看護師の役割 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ターミナルケアの期間は、患者本人だけではなく家族にとっても大切な時間です。
看護師は看護ケアのみならず、他職種との橋渡しを担うといったチームのつなぎ役や相談役としても期待されています。
とてもやりがいのある仕事だと思います。
気になっている方はぜひ、チャレンジしてみてください!
※参考→みんなの看護部 ~緩和ケア看護師「繋ぎ止め調整する役割」大切な「死生観」~
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