【高齢者との会話のコツその2】注意を向けさせ、集中させる
思わず聞き入ってしまうみのもんたフレーズ
高齢者の心をわしづかみにする司会者といったらみのもんたさんでしょう。
みのもんたさんは、大事な話の前に「さあ、いいですかぁ、みなさん」という言葉を投げかけます。
これは人々の注意を喚起するのに、とても有効です。
老会話では、話す相手に「これからあなたにお話しをしますよ」という合図を送ることはきわめて重要な基本です。
言葉以外にも身体をつかってアピール
介護の現場では、お年寄りに物事を伝える際には、後ろや横からでなく、正面から相手の目を見て、名前を呼んで、ときには肩や腕やひざをとんとんと叩いたりさすったりしてこちらに気を向けるようにしてから話し始めます。
「これから話をしますが、準備はいかがですか?」という気持ちを込めて、相手の名前を呼び、相手の注意が喚起されたことを確認したら話し始めるのが「老会話」の配慮となります。
画像出典:villazul.com
【高齢者との会話のコツその3】高齢者との距離をグッと近づけるのは「褒める」こと
相手に響かない抽象的な褒め方
「老会話」で大切なのは「褒める」こと。
しかしただ褒めればいいというわけではありません。
相手をきちんと観察することなく、抽象的に「すごいですね」「えらいですね」と褒めても相手の心には響きません。
相手に響く具体的な褒め方
日々多くの高齢者と関わっているヘルパーさんたちも、いつもと口紅の色が少し違った・髭を剃ったなど、容姿の細かい変化に反応して「今日は若々しいですね」「よくお似合いですよ」と声をかけるようにしているようです。
日頃から褒めるべき点を見つけようとするする気持ちで相手と接することも重要です。
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