本記事の目次
【高齢者との会話のコツその4】補聴器メーカー販売員のしゃべりテクニック
発話品質が高いしゃべり
「聞こえ」の専門家である販売員さんは、「ゆっくり」「はっきり」「区切って」話す訓練を受けています。
このような話し方を「発話品質が高いしゃべり」というのだそうです。
加えて「正確な発声・発音」「正しいアクセント」「適切な音量調節」がなされていると「発話品質」は更に高まります。
近距離でのコミュニケーション
また、会話する場所は、適度に近い距離で正面から。
広い部屋で離れて話すと直接相手から届く声と、壁に反射して後から届く音の時間差が大きく、反響が生じて聞き取りにくいのだそうです。
高齢者側から声が聞こえにくい・・・と言われた場合、状況を整えると改善されます。
画像出典:flickr.com
【高齢者との会話のコツその5】相手に心の準備をしてもらう
いきなり本題から入るのはNG
一般的に、初対面の高齢者は相手がいきなり本題から話し始めることを嫌います。
脳も身体も、まだ話を聞く態勢になっていないからです。
高齢者を意識した会話では、十分にゆっくり相手に合わせて話すことが必要。
前置きをしっかり伝える
更に「すみませんが」や「恐れ入りますが」のようなクッションを入れた表現にすることで注意喚起の合図を送ることになり、丁寧というだけでなく相手に受け入れる時間的余裕を与える役割も果たします。
画像出典:media.apnarm.net.au
高齢者との会話のコツ まとめ
超高齢化社会の今、老人の心をつかむ会話術は必要なスキルとなってきました。
若い世代と、高齢者が世代を超えて伝え合う心と言葉。
人生の大先輩たちと理解を深め、いたわりあい、心を通わせていきたいですね。
※参考文献
・今堀和友著『老化とは何か』(岩波書店 1993年)
・おちとよこ著『「介護の人間関係」に悩んだとき読む本』(大和書房 2005年)
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