『看護師と訪問看護師のイロハ』の第2回は、「業務」の違いについてご説明します。
とはいえ、看護師と訪問看護師の業務は当然のことながら多種多様ですので、
第3回も続けて業務の違いについてご説明することで、出来るだけ多くの情報をお伝えできればと思います。
この第2回では主に「看護師/訪問看護師 とはどんな職業なの?」といった基本的な所を押さえつつ、
その業務内容の違いについては、「大きく整理をする」といったイメージでまとめておきます。
第2回にて大枠のイメージを持った状態で、第3回で具体的な業務について学んで頂ければ幸いです。
画像出典:braves.co.jp
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本シリーズ『看護師と訪問看護師のイロハ』の目次
第2回 訪問看護師と看護師の「業務」の違い①
第10回 まとめ ~「車の両輪」としての訪問看護師と看護師~
看護師と訪問看護師の定義
まずは、看護師と訪問看護師の定義について確認しておきましょう。
看護師と聞くと、たとえば「看護のお仕事をする人」と思われる方が多いかもしれません。
しかし実は、看護をする職種(看護職)の中に様々な立場の人がいて、その中の一人が看護師なのです。
図1によれば、看護職は「保健師」、「助産師」、「看護師」、「准看護師」の4つに分類できます。
中でも「看護師」を端的に示すと、「国から許可を得て、療養上の世話をする者」となります。
また、療養者は「からだを休めて健康の回復をはかっている者」と定義されます。
よって、看護師の仕事は「(国から許可を得て)健康の回復を図る人々のお世話をすること」と言えます。
一方、「訪問看護師」は看護師に包含される概念で、「(国から許可を得て)療養者の”自宅に訪問”し、健康の回復を図るようお世話をすること」がその業務内容であると定義できます。
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