『看護師と訪問看護師のイロハ』 第2回:業務①(概要編)

 

看護師と訪問看護師のイロハ』の第2回は、「業務」の違いについてご説明します。

とはいえ、看護師と訪問看護師の業務は当然のことながら多種多様ですので、
第3回も続けて業務の違いについてご説明することで、出来るだけ多くの情報をお伝えできればと思います。

この第2回では主に「看護師/訪問看護師 とはどんな職業なの?」といった基本的な所を押さえつつ、
その業務内容の違いについては、「大きく整理をする」といったイメージでまとめておきます。

第2回にて大枠のイメージを持った状態で、第3回で具体的な業務について学んで頂ければ幸いです。

 

画像出典:braves.co.jp

 

【PR】
看護師さんで転職を考えている方は
こちらがオススメです♪

 

本シリーズ『看護師と訪問看護師のイロハ』の目次

 

第1回 シリーズの手引き

第2回 訪問看護師と看護師の「業務」の違い①

第3回 訪問看護師と看護師の「業務」の違い②

第4回 訪問看護師と看護師の「目的」の違い

第5回 訪問看護師と看護師の「勤務態様(働き方)」の違い

第6回 訪問看護師と看護師の「勤務時間や形態」の違い

第7回 訪問看護師と看護師の「平均年齢」「平均年収」の違い

第8回 訪問看護師と看護師の「勤務地」の違い

第9回 訪問看護と看護の「ユーザー」の違い

第10回 まとめ ~「車の両輪」としての訪問看護師と看護師~

 

看護師と訪問看護師の定義

 

まずは、看護師と訪問看護師の定義について確認しておきましょう。

看護師と聞くと、たとえば「看護のお仕事をする人」と思われる方が多いかもしれません。

しかし実は、看護をする職種(看護職)の中に様々な立場の人がいて、その中の一人が看護師なのです。

 

看護師の種類

出典:tottori-kangokyokai.or.jp

 

図1によれば、看護職は「保健師」、「助産師」、「看護師」、「准看護師」の4つに分類できます。

中でも「看護師」を端的に示すと、「国から許可を得て、療養上の世話をする者」となります。

 

また、療養者は「からだを休めて健康の回復をはかっている者」と定義されます。

よって、看護師の仕事は「(国から許可を得て)健康の回復を図る人々のお世話をすること」と言えます。

 

一方、「訪問看護師」は看護師に包含される概念で、「(国から許可を得て)療養者の”自宅に訪問”し、健康の回復を図るようお世話をすること」がその業務内容であると定義できます。
▶ 次ページへ:看護師と訪問看護師の業務内容、最大の違いって??

関連する記事


【ホームホスピス神戸なごみの家(代表)松本京子さんインタビュー第1回】「暮らしの現場で看護の力を」

ホームホスピス神戸なごみの家と訪問看護ステーション、デイサービスなどを経営・管理される松本京子さんにインタビューに伺ってきました。第1回では、松本さんが現在何をしているのか、どういった経緯で現在に至ったのかという点についてご紹介致します。