在宅医療を支えるということは、最期をどこで迎えるかということをしっかりと考えなければならないでしょう。
本人、家族が病院を望むのか、自宅を望むのか、どう決断するのか、それを支えるにはどうしたらいいのか?
訪問看護師さんが自信を持ってサポートできるようにぜひ読んでいただきたい書籍をご紹介いたします。
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【訪問看護師が読んでおきたい書籍6選】その1.看取りの医者
著者:平野 国美 出版社:小学館文庫
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・おすすめポイント
大竹しのぶさん主演でテレビドラマ化されたので、ご存知の方も多いかと思います。
終末期医療の訪問診療医が見届けた感動実話全9話。
数多くの「看取り」を見続けてきた医師だからこそ、「人とっても最もふさわしい最期の場所」を常に考え、その医師が経験してきたさまざまな「看取り」の形が9話つづられています。
どの話にも、私たちも考えておかなければならないテーマがつまっています。
【訪問看護師が読んでおきたい書籍6選】その2.「平穏死」のすすめ〜口から食べられなくなったらどうしますか〜
著者:石飛 幸三 出版社:講談社文庫
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・おすすめポイント
特別養護老人ホームの常勤医が介護現場の最前線から、食べられなくなった超高齢者に対して行われている「胃ろう」と多量の栄養点滴投与は、肺炎を誘発し苦痛を与えるだけではないか。
死への準備をしている体には、それにふさわしい栄養と水分があれば十分であり、それが自然の摂理、安らかな死を迎えることができるのだということを書いています。
眠るように最期を迎えることを考えさせられる内容です。
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