近年、看護師から訪問看護師へ転職を考える人は増えてきてはいるものの、まだまだ少ないのが現状です。
そこで今回はyukimamaさんという現役訪問看護師の方に看護師になる前から、訪問看護師になってからの体験談まで包み隠さず執筆していただきました。
少しでも訪問看護に興味がある人は是非参考にしてみてくださいね。
また、看護師が訪問看護に行かず病院にとどまる理由をまとめた記事もあるので、ぜひ〈こちら〉も参考にしてみてくださいね。
画像出典:alliantstaffing.com
看護師時代の体験談
私が初めて勤めた病院は学生時代に奨学金をもらっていた病院でした。
その病院で4年間働いた経験をお話させていただきます。
看護師として学んだこととは
初めて行った業務は、オムツ交換、体位変換、陰部洗浄でした。
2病棟、4つの科しかない、入院病床数約110くらいしかない小さい病院でしたが、小さいからこそ何でも経験させてもらいましたし、いろんな疾患の患者さんを見させていただきました。
内科では、
- ・心不全
- ・脳梗塞(内科的治療の対象者のみですが)
- ・糖尿病
- ・消化器疾患(オペ前、オペ後、化学療法、検査、治療諸々)
- ・重症肺炎(人工呼吸器管理)
- ・慢性腎不全
など、たくさんの患者さんを見させてもらい、浅く広くですがいろんなことを勉強できたので、今となってはとても良い経験だったと思っています。
また、見本となる素晴らしい看護をしている看護師さんもたくさんいました。
看護師として看取りで感じたこと
自然な形で無理な延命はせず、最期を迎える方の看取りもしました。
目の前で息を引き取る方に何もできない無力感を感じたこともあったり、家族がいても殆ど面会に来ず、一人で最期を迎える方のそばで看取りをするとき、
「この人の人生の幕が閉じる瞬間に、殆ど関わったことのない私しかいなくて良いのだろうか。」
と考えることもありました。
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