重度訪問介護従業者(養成研修)の資格の取得方法とそのメリット ~介助技術を深く扱う資格~

 

看護師は医療機関に勤務することが多く、出会う患者さんの多くは何らかの治療を必要としている方なのかもしれません。

しかし、積極的な治療の必要はないけれど、他者の力を借りながら障害とうまく付き合い、自分らしく生きようとしている人たちがいます。

生まれつきの障害、事故や病気による後天的な障害など障害といっても様々ですが、その支援の方法は専門性を必要としています。

今回は、重度の障害のある方に特化した重度訪問介護従業者養成研修についてお伝えします。

 

重度訪問介護従業者

画像出典:thecypressofcharlotte.com

 

重度訪問介護従業者とは

 

重度の肢体不自由者で日常的にサポートを必要とする方に生活面を含めて支援するするための資格です。

 

重度訪問介護従業者の具体的な介護サービス

 

重度訪問介護従業者は利用者の家庭を訪問し、入浴や排泄、食事などの身体介護を行うことのほか、調理や洗濯、掃除などの日常生活のサポートや移動中の介護なども行います。

 

重度訪問介護サービス対象者は障害区分で規定される

 

サービスを受けられる人は障害区分で細かく規定されています。

難病患者や脳性麻痺、事故等による脊髄損傷などの方が利用する場合が多いようです。

 

「ストック・フッテージ」の画像検索結果

画像出典:shutterstock.com

 

重度訪問介護従業者養成研修の資格取得方法

 

自治体によって受講要件が異なる

 

自治体によって受講要件が異なるため、受講する場合には受講資格があるかどうかを問い合わせるなど必ず確認が必要です。

 

講義と実習

 

基礎課程、追加過程の合計20時間程度の講義と実習から成る。

基礎課程では、重度訪問介護業務に関する基礎的な知識と技術を学びます。

追加過程では特に重度の障碍者に対する支援方法および緊急対応に関する知識技術を学び、合計20時間程度となります。

 

「doctor training」の画像検索結果

画像出典:doctorfm.ru

 

特定の人に対する医療的ケアの研修

 

医師や看護師などによって行っていた喀痰吸引や経管栄養などの特定行為について、2012年4月より研修を受けた介護職員等の実施が認められました。

それに伴って基礎課程・追加過程に加えて、特定行為の講義・実習を含めた統合過程が実施されています。

統合過程では、対象とする特定の方に対して医師や看護師等との連携等一定の要件の下、喀痰吸引等医療的ケア(経管栄養、たんの吸引等)を提供することが可能となります。

 

実習は都道県の指定する事業所で行う

 

実習は都道府県の指定する事業所で受講することになります。

実施の日程は各事業所によって異なるようです。

自治体や事業所への問い合わせが必須なのです。
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