看護師免許を取得してから、病院勤務をしていました。
外来、病棟と勤務する部署は変りましたが、病院内での勤務でしたので、夏でも冬でも通勤時間だけ、暑さ、寒さを凌げば、まずまず快適な環境で仕事ができていました。
しかし、40歳になった時に訪問看護師に転職し、今まで経験したことのない苦労を経験することになります。
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【訪問看護師に40歳で転職して大変だったこと その1】 患者さん宅へ訪問することの大変さ!
外に出るというだけで体力が消耗することを知る
訪問看護はご存知のとおり、患者さん宅へ訪問しケアをします。
つまり、病院やステーションから、患者さん宅まで何かの手段で訪問しなければならないということなのです。
私の勤めていたステーションには軽自動車がありましたし、私自身も普通免許を持っていましたので、車で移動することは可能でしたが、患者さん宅の住居環境によっては、車では訪問できない所もあります。
そうなると、自転車やバイクで訪問することになるのです。
ステーションの近くばかりではなく、市内全域にわたり訪問していましたので、近い所で往復30分はかかっていました。
遠くなると1時間はかからなくても往復40~50分くらいはかかります。
自転車でなく、バイクや自動車を使っても、行ったり来たり移動するということはかなり体力し、大変でした。
ステーションに戻れば、記録などの仕事が残っているのですが、最初の頃は疲れてしまって、しばらく一休みをしないと頭が働かないくらいになっていました。
季節を体で感じることの厳しさを知る
病院勤務の頃にも通勤時間に季節を感じていましたが、訪問看護師に転職してからは、暑さ、寒さを身をもって感じることになりました。
気温が1度違うだけで過ごしやすく感じたりするのですから、すごいです。
訪問看護師なって初めての夏は、暑さに体がついていかずに、体調を崩してしまいました。
いわゆる脱水症になってしまったのです。
患者さん宅でトイレを借りることはしたくないので、自然と水分摂取を控えていたのでしょう。
病院勤務では仕事の途中でお茶を飲むことはできませんし、また昼食や休憩時間に少し水分摂取するだけで脱水症になることなどはありませんでした。
たとえ入浴介助をすることがあっても。
もう少し若い時代にせめて30歳代で転職していれば、もう少し体力もあって、暑さ、寒さに対しても抵抗なく馴染めたのではないかと感じました。
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