ホスピス住宅インタビュー(ファミリー・ホスピス神戸垂水ハウス ホーム長⑤)

◆ 実現したいことを教えてください

 

看護師としてだけではなく、一般市民として考えた時に誰もが本当に安心して最期まで地域で暮らすことができる。どんな疾患であっても、どんな障害があっても、お金が無くても身分がどうであれ、家族がいるいないに関わらず、誰もが生まれてきたからには最後までその人らしく、自分らしく過ごせる地域作りをしていくために、看護師として私に何が出来るのか。いずれ、市民として私も死ぬ、看取られる時に安心して「神戸に居たいな、神戸で死ねて良かった」と思えるような地域作りが出来たら良いな、そういう地域になれば私だけではなく、色々な人達の役に立つかなと思っています。

看護って素敵な仕事だなと思っていて生まれてから亡くなるまで関わる人生の本当に辛い時期、大変な時期にそばにいる。病気のことだけではなく、生活のこと、家族の関係のこと、様々なことに関わる。そこにしっかり専門性を持っているというところでは、これからの社会とか地域を支えていく。今回、コロナのことで注目してもらえて良かったなと私は個人的に思っているのですけれど看護がこれからの社会を支えていく要になるのではないか、要というか潤滑油かもしれませんが重要な仕事だと思っています。

これから看護を担っていこうと思っている人達にも頑張ってもらいたい、そこへエールも送りたいと思います。

看護がもっと社会貢献、地域貢献、日本だけではなく、国際的にも看護という分野が色々な人に役立って、誰もが生まれてから亡くなるまで安心して住み慣れた所で暮らせる一助になるような世の中になったら良いな、看護をやっていて良かったなと思うし、私自身も死ぬまで、口が動くまで、うるさがれるかもしれないのですけれども看護師として貢献できたら良いなと思っています。

 

◆ 動画サイトもあります。

宇野さつきさんインタビュー 最期まで安心して暮らせる地域づくり 【ファミリー・ホスピス 神戸垂水ハウス】 兵庫県神戸市垂水区学が丘5丁目1-2 – YouTube

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