現役訪問看護師に『家族看護』で気をつけていることを教えていただきました!

 

訪問看護においては患者さんへのケアはもちろん、利用者の家族との関係が大切になってきます。

今回は看護師として4年間働き、今現在は訪問看護ステーションに勤務しながら、看護協会の主催する訪問看護師養成講座に半年間通い、受講修了証を持っているyukimamaさんに『家族看護』で気をつけていることについて執筆していただきました

訪問看護師養成講座での研修内容を振り返るとともに、自分の今までの経験を踏まえて在宅においての家族看護で気をつけていることについてお伝えしたいと思います。

 

またyukimamaさんには他にも様々な記事を執筆して頂いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

【体験談】訪問看護をしていて嬉しかったこと5選@yukimama

フィジカルアセスメントを行うポイント〜いち早く患者さんの変化に気づくために〜

 

家族看護、ポイント

画像出典:visitingnursesfoundation.org

 

家族看護とは

 

病院ではもちろんが患者さんや治療中心となります。

誰がキーパーソンでなにかあったときに連絡するのは誰かなどの情報は重要ですが、家族に医療者が直接かかわる機会は少ないように思います。

また、基本的に医療者中心のタイムスケジュールで毎日生活していただきますよね。

在宅では家庭という生活の場に医療者がたまに介入します

家庭での生活が中心となるので、家族も含めた支援を行っていかなくてはなりません

むしろ、家族中心に考え、患者さんを家族の一部(家族を第二の患者)として捉える必要があります。

 

▶ 次ページへ:家族看護で気をつけていることとは??

関連する記事


【体験談】訪問看護ならではの悩みあるある5選

訪問看護の場合は、病院勤務の悩みとは少し違いがあります。私自身の体験(もしくは周りから聞いた話)に基づいて、訪問看護師が抱えるあるあるな悩みを5つまとめてみました!

【訪問看護に係る診療報酬改定2016】同一日 2 か所目の訪問看護ステーションによる緊急訪問の評価(用語説明付)

平成28年度(2016年)の診療報酬改定では、在宅領域(在宅医療・訪問看護・(ホスピス)緩和ケア・看取り)に関わる制度改定が多数行われました。今回は、中でも「訪問看護」に関わる改定項目(「同一日 2 か所目の訪問看護ステーションによる緊急訪問の評価」)を、用語解説を含めてご説明します!

知っておくべき(最近の)エンゼルケアのポイント〜エバーミングという新たな考えが広まってきています〜

エンゼルケアとは亡くなられた患者さんを最期にふさわしい状態に整えることですが、もともとは伝染病の拡大を防ぐための感染予防対策として始まりました。患者さんの最期に私達看護師がおこなう「エンゼルケア」について、注意すべきポイントや、エンゼルケアをおこなう意義などをまとめてみたいと思います。