訪問看護においては患者さんへのケアはもちろん、利用者の家族との関係が大切になってきます。
今回は看護師として4年間働き、今現在は訪問看護ステーションに勤務しながら、看護協会の主催する訪問看護師養成講座に半年間通い、受講修了証を持っているyukimamaさんに『家族看護』で気をつけていることについて執筆していただきました
訪問看護師養成講座での研修内容を振り返るとともに、自分の今までの経験を踏まえて在宅においての家族看護で気をつけていることについてお伝えしたいと思います。
またyukimamaさんには他にも様々な記事を執筆して頂いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
・【体験談】訪問看護をしていて嬉しかったこと5選@yukimama
・フィジカルアセスメントを行うポイント〜いち早く患者さんの変化に気づくために〜

家族看護とは
病院ではもちろんが患者さんや治療中心となります。
誰がキーパーソンでなにかあったときに連絡するのは誰かなどの情報は重要ですが、家族に医療者が直接かかわる機会は少ないように思います。
また、基本的に医療者中心のタイムスケジュールで毎日生活していただきますよね。
在宅では家庭という生活の場に医療者がたまに介入します。
家庭での生活が中心となるので、家族も含めた支援を行っていかなくてはなりません。
むしろ、家族中心に考え、患者さんを家族の一部(家族を第二の患者)として捉える必要があります。
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