在宅ホスピス、ターミナルケア、緩和ケア……
積極的治療を望まず、苦痛を緩和して人間らしい最期を迎えたいと思う人が増えています。
このような需要の高まりを受け、「在宅ホスピス」はどのような仕事内容なんだろう?給料は?働き方は?といった、その他サービスとの違いについて気になっていらっしゃる方も多いと思います。
今回は、在宅ホスピスとは何かにつき、施設型ホスピスとの待遇面、精神面の違いを念頭に置きながらご説明していきます。
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1.ホスピス?緩和ケア?在宅?それぞれの用語を解説
まずは、終末期医療で用いられる様々なケアの種類について解説します。
緩和ケア:治療中の心と身体のケアに焦点。苦痛を取り除く治療
緩和ケアは、心と体の苦痛をやわらげ、自分らしい生活を送れるようにするケアのことです。
とくに、ホスピス緩和ケア病棟の利用対象となる患者さんは、現在の保険診療上は「主として苦痛の緩和を必要とする悪性腫瘍の患者又は後天性免疫不全症候群(エイズ)の患者」となっています。
治療に当たるのは「緩和ケアチーム」と呼ばれる、がん診療に携わる医師や看護師、薬剤師、栄養士などです。
彼らはチーム一丸となって、がん患者さんとその家族を支えます。
治療を受ける場所としては、1治療中の病院 2「緩和ケア病棟」のある施設 3自宅 の3種類があります。
参考文献:
ターミナルケア:余命がわずかになった人へ…最期の時に向けた自然なケア
ターミナルケアは、終末期医療や終末期看護とほぼ同義です。
末期がんなど治療が見込めず余命がわずかになってしまった人へのケアをします。
ターミナルケアは治療を行わないということが、緩和ケアとの違いです。
治療としては医師・看護師・介護士などが連携し、痛みの緩和のための薬の処方から、じょくそうを作らないための身体のケアなどがあります。
場所としては自宅でのケアか、施設でのケアを選びます。
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