平成27年1月27日、新しい認知症施策が発表されました。
その施策の名を「新オレンジプラン」、またの名を認知症施策推進総合戦略と言います。
恐らく、多くの方は新オレンジプランについてあまりご存知ではないと思います。
しかし、実は新オレンジプランとは認知症に関する施策であるため、多くの方に近い将来何かしらの形で関係してくると言って間違いないでしょう。
今回の記事では、新オレンジプランの定義など簡単なことから始まり、新オレンジプランの七つの柱と呼ばれる施策の詳細までじっくりと紹介していきます!
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新オレンジプランとは
では、新オレンジプランの定義とはどのようなものでしょうか。
一言で簡単に述べるとすれば、認知症フォーラム.comによれば次のように定義されています。
- ・超高齢化に向けて厚生労働省が打ち出した認知症施策
です。
また、厚生労働省によれば、次のように定義されています。
- ・「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を実現する」ために、「認知症施策推進5か年計画」(2012年9月公表のオレンジプラン)を改め、2015年1月に策定したもの
以上、「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」の定義について見てきました。
では、「新」オレンジプランとは言いますが、新オレンジプランの前身である「オレンジプラン」のことについてはご存知ですか?
次に、新オレンジプランのことは一度置いておき、オレンジプランの概要と7つの目標を簡単に述べていきたいと思います。
新オレンジプランの前身:オレンジプランとは??
ビーナースの「オレンジプランの全て~復習編~」の記事にもある通り、オレンジプランとは、2012年9月に厚生労働省が発表した「認知症5ヵ年計画」の通称です。
2013年度から2017年度まで5年間の計画であり、7つの項目それぞれに目標や期間が定められています。
現在すでに取り組みが開始されており、さまざまな施策がスタートしています。
名前の由来は、認知症のサポーターがつけているオレンジリングに由来しているようです。
オレンジプランの7つの目標
次に、オレンジプランの7つの目標について見ていきましょう。
- 1.標準的な認知症ケアパスの作成・普及
- 2.早期診断・早期対応
- 3.地域での生活を支える医療サービスの構築
- 4.地域での生活を支える介護サービスの構築
- 5.地域での日常生活・家族の支援の強化
- 6.若年性認知症施策の強化
- 7.医療・介護サービスを担う人材の育成
以上、オレンジプランの7つの目標について簡単に見ていきました。
オレンジプランについて、よりもっと深く知りたい方は「オレンジプランの全て~復習編~」を確認してみてください!
さて、話を新オレンジプランに戻しましょう。
▶ 次ページへ:新オレンジプランについて具体的に見ていきましょう!
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