入院と外来診療で医療費や利用できる制度の違いとは? 高額療養費制度をもとに考えてみました♪

 

現在、様々な病気に対し、それに応じた治療法やニーズが多様化しています。

そんな中、入院や外来で治療、療養を行うと医療費や公的な制度にどのような違いがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、入院と外来について医療費高額療養費制度の概要についてまとめてみました♪

 

高額療養費制度 違い

画像出典:gallowayconsulting.net

 

入院費・外来診療費の違い

 

1、入院費用

 

入院費用の支払いは、一般的に月ごとに1日から末日までの医療費がとりまとめられ、入院患者はその分を支払います。

入院費用は、入院基本料、検査、注射、レントゲン、投薬量、手術、リハビリ、内視鏡などの各費用の「出来高払い方式」でした。

現在ではDPC(DiagnosisΩProcedure Combination、診断群分類別包括評価)方式という新しい医療費の計算を導入する病院が増えています。

 

DPCでは病名や手術、処置などの内容に応じた1日あたりの定額の入院費用を基本をしており、1日あたりの入院費用×日数として全体の医療費の計算を行う包括算定となります。

ただし、手術、リハビリ、内視鏡などの専門的な技術料は、従来通りの出来高算定で計算され加算されるので、入院費は定額分と出来高分を合わせた医療費となっています。

 

▶ 次ページへ:外来における診療費用の支払いとは?

関連する記事


「虹」の色は何色だと思いますか? 認識論と看護の関係【名古屋大学大学院・山内豊明教授インタビュー2】

フィジカルアセスメントの権威である、名古屋大学大学院医学系研究科・医学部保健学科の山内豊明教授へのインタビュー第2回です!「山内先生がなぜ『伝わる』ことを重要視するようになったのか」という点を皮切りに、過去のご経験について伺っていきます。最後には現役看護師さんへのメッセージもいただきました。ぜひご覧ください。